- yeast
- 酵母
ぶどうに含まれる糖分をエタノールと二酸化炭素(と香気成分)に分解(これをアルコール発酵と呼んでいる)する微生物。ワインのアルコール発酵を行う酵母は、パンやその他のお酒と同じサッカロミセス・セレビシエ。ぶどうの果皮や醸造所に自生する酵母(自生酵母・土着酵母)でアルコール発酵を行う場合と、それらの酵母から優秀なものを選抜した培養酵母でアルコール発酵を行う場合がある。
- yield
- 収量
一定の広さの畑からどれくらいの量のワインが出来上がるか。一般的には1ヘクタールあたり(アメリカではエーカーもよく使われる)で、何ヘクトリットル(1ヘクトリットル=1hl=100リットル)のワインが出来上がるかが単位として良く使われる(60hl/haというような表記がされる)。産地や品種によっても異なるので一概には言えないが、ざっくりした目安としては1haあたりで100hlを超えると収量は多め。50hlを下回ると少なめと言う感じ。1haあたりの土地の養分は決まっており、その養分をぶどう樹が吸い上げて果実に分配するわけなので、収量を下げた方が収穫出来るぶどうの充実度は上がる。ただし、収量を下げると品質は上がるが出来るワインの数量が減ってしまう。経営を考えながら収量と品質のバランスを取るのがワイナリーの悩みどころ。収量は産地の気候、土壌、ぶどう品種、クローン、台木、仕立て方、その年の天候、害虫や動物の食害、病気の発生度合いなどで変わってくる。
- Yamagata
- 山形
山梨、長野、北海道に次ぐ日本ワイン第4位の産地。内陸部の置賜盆地、山形盆地がワイン生産の中心だが、日本海側の庄内でもワインが生産されている。マスカット・ベーリーAとデラウェアからのワインの生産量が多い。内陸の上山周辺ではシャルドネやメルロ、カベルネ・ソーヴィニヨンなどヨーロッパ系のぶどう品種からも高品質なワインが生産されている。
- Yamanashi
- 山梨
日本ワイン発祥の地であり、生産量も1位。2013年に日本のワイン産地として初めてGI認定された、日本を代表するワイン産地。江戸時代からぶどう栽培の歴史がある甲州市・勝沼周辺が有名だが、近年より冷涼な気候を求めて県西部の甲斐市、韮崎市、北杜市などでの畑の開設が増加している。山梨を代表するぶどうは県の名前でもある甲州。黒ぶどうはマスカット・ベーリーAが多い。サントリーは甲斐市に100年以上の歴史を持つ登美の丘ワイナリーを所有している。
- Yoichi
- 余市
北海道最大のワイン産地。海にむかってなだらかに開けた丘陵地に垣根仕立てのぶどう畑が広がる。ケルナー、ミュラー・トゥルガウなどのドイツ系のぶどう品種を主体にしていたが、近年日本では難しいと言われていたピノ・ノワールの栽培地として注目を集めている。
- young vine
- 若木
植えて数年のぶどう樹。樹に勢いがあり、多くの果実をつけるが、品質面では一定の年数を経たぶどう樹のぶどうに及ばないとされる。