- リアス バイシャス
- Rías Baixas
スペイン・ガリシア州の辛口白ワインのD.O.呼称。アルバリーニョ種からつくられ、桃や百合などを連想させる華やかな香りと、品種由来の引き締まった酸味が特徴のメリハリのある味わいで、スペインの高級白ワインの代表とされる。リアスはガリシア語で「入江」であり、リアス式海岸の語源となった言葉。その名の通り海に近い産地で、海産物との相性は抜群。
- リースリング
- Riesling
ドイツ原産の白ぶどう品種。シャルドネと並び、最も高貴な白ワイン用品種の一つ。アロマティックな果実や花を連想させる香りと、石油のような独特の香り(ペトロール香)が特長。引き締まった果実味と、シャープで厳しい酸と、強いミネラル感からくる硬い味わいが印象的な、繊細で透明感あふれる味わいのぶどう。辛口~甘口まで、全てのスタイルで非常に長命な偉大なワインをうむ。代表的な産地として、原産地ドイツ、フランスのアルザス、オーストリア、アメリカのニューヨーク州とワシントン州、オーストラリアなどが挙げられる。中欧、東欧でも広く栽培されている。
- リースリング・イタリコ
- Riesling Italico
ヴェルシュリースリングを参照。
- リースリング・フォルテ
- Riesling Forte
日本の交配品種。1983年にサントリーによって、日本固有のぶどう品種である甲州三尺とリースリングの掛け合わせで生まれた白ぶどう品種。リースリングの成熟の遅さ、収量の低さ、不安定さを日本の気候に適合した甲州三尺で補っている。フレッシュで香り高いワインをうむ。
- リープフラウミルヒ
- Liebfraumilch
聖母の乳という意味。元々はドイツのラインヘッセン州ヴォルムスにある聖母教会周辺から産するワインに付けられた名称。あまりの人気から生産エリアが拡大され、現在は周辺の州でも生産が認められている。リースリング、ミュラー・トゥルガウ、ジルヴァーナー、ケルナーなどのブレンドでつくられる、やや甘口のフレッシュでフルーティな白ワイン。
- リオハ
- Rioja
スペインに2つしか存在しない最高クラスのD.O.Ca.に最初に選ばれた、最も重要かつ有名な産地。テンプラニーリョを主体とした赤ワインが殆どだが、白やロゼも存在する。生産量も多く、比較的軽く飲めるタイプから小樽で長期間熟成した複雑でコクのあるタイプまで幅広いタイプのワインをうむ。
- リスベラトロール
- Resveratrol
レスベラトロールを参照
- リゼルヴァ
- Riserva
イタリアワインの用語の一つ。通常製品よりも長い期間の熟成を経てから市場に出される高品質なワイン。リゼルヴァを名乗るワインには一般的に通常よりも格上の長期熟成のポテンシャルを持った原酒が使用されるため、複雑で厚みのある味わいになる事が多い。
- リパッソ
- Ripasso
イタリア、ヴェネト州のD.O.C.ヴァルポリチェッラで伝統的に行われる特殊な製法。通常のヴァルポリチェッラの発酵の際に、この地方の代表的なワインであるアマローネやレチョートなどのワインの絞りカス(まだ成分が残っている)を加えてつくられる。通常のヴァルポリチェッラよりもコクがあり、複雑な味わいになる。
- リベラ デル ドゥエロ
- Ribera del Duero
スペイン内陸部のカスティーリャ・イ・レオン地方にあるD.O.赤・ロゼワイン産地。テンプラニーリョ(この地方ではティント・フィノもしくはティント・デル・パイスと呼ばれる)を主体としてつくられる力強い味わいのワインで、リオハやプリオラトと並んでスペインを代表する赤ワイン産地となっている。
- リマリ・ヴァレー
- Limarí Valley
チリのD.O.ワインの呼称。チリのワイン産地としては北に位置するコキンボエリアの産地。海に近く冷涼であることと、石灰質が多く含まれる独特の土壌から、高品質のシャルドネやピノ・ノワールの産地として近年注目が集まっているエリア。