- 低温浸漬
- Cold Macertion
コールド・マセレーションを参照
- ティンタ・ネグラ
- Tinta Negra
ポルトガルのマデイラ島をはじめとする島嶼部の黒ぶどう品種。ティンタ・ネグラ・モーレ(Tinta Negra Mole)やネグラモル(Negramoll)とも。マデイラ島で最も広く栽培されている品種で、スタンダードクラスのマデイラワインの原料となる。
- ティンタ・バロッカ
- Tinta Barroca
ポルトガルのドウロ川流域の黒ぶどう。ポートワインの主要な原料ぶどうの一つで、やわらかな果実味を与える。
- ティンタ・ロリス
- Tinta Roriz
テンプラニーリョの北部ポルトガルでの呼び名。
- ティント
- Tinto
スペイン語、ポルトガル語での赤ワインの呼び名(正確にはヴィノ ティント)。語源はインクの染み。
- ティント・カォン
- Tinto Cão
ポルトガルのドウロ川流域の黒ぶどう。ポートワインの主要な原料ぶどうの一つで、収量は低いがポートワインにエレガンスと長期熟成のポテンシャルを与える。
- 摘房
- green Harvest
一つの結果枝に2~3房なるぶどうの一部を、成熟する前に切り落としてしまう作業。複数の果実に分配される予定だった養分が少ない果実に集中されるために、より熟度の高い充実した果実を収穫することが可能になる。出来るワインの量(収量)に直結する作業なので、品質の向上度合いと照らし合わせながら慎重に行う必要がある。
- 手摘み
- manual harvesting
手収穫とも。人の手で一房ずつぶどうを収穫していく方法。果実を傷つけず丁寧に収穫出来る、房を選んで収穫出来るので一度目の選果が畑で実施出来る、機械では収穫出来ない場所にある房も収穫出来るなどの長所があるが、反面労働コストが高い、本当に欲しいタイミングで大勢の人の手配が難しい、機械収穫と比較して時間がかかるなどの問題もある。
- テッレ・シチリアーネ
- Terre Siciliane
イタリア・シチリア州のI.G.T.ワインの呼称。州の全域を広くカバーする汎用的な呼称。
- テレ・ブラン
- Terret Blanc
フランス・ラングドック地方の古い白ぶどう品種。テレは突然変異しやすく、黒果皮のテレ・ノワール、ピンクの果皮のテレ・グリも存在する。あたたかい産地でも良く酸を保持する。
- テンプラニーリョ
- Tempranillo
スペインを代表する黒ぶどう品種。スペイン中で栽培され、スペイン最大の栽培面積を誇る。イタリアでのサンジョヴェーゼ同様に、多種多様なスタイルのワインが作られる。なめらかな酸とタンニンのコクのある味わいになる事が多い。最も有名な産地はD.O.Ca.リオハ。リベラ デル ドゥエロではティント・フィノ、ラ・マンチャではセンシベル、カタルーニャではウル・デ・リェブレなど産地によって色々な呼び名がある。ポルトガルでも広く栽培され、北部ではティンタ・ロリスという名前で高品質のスティルワインやポートワインの原料となり、南部ではアラゴネスと呼ばれスティルワインが生産されている。
- D.O.C.
- Denominazione di Origine Controllata
①2009年以前のEUワイン法で、最上位に位置する原産地呼称保護ワインのイタリアでの名称の一つ。原産地統制名称ワイン。イタリアは最上位がさらに2段階に分かれており、D.O.C.はそのベースになる呼称で、イタリアの高級ワインの中核となるカテゴリー。 ②2009年以前のEUワイン法で、最上位に位置する原産地呼称保護ワインのポルトガルでの名称。ポルト、マデイラ、ヴィーニョ・ヴェルデなどが含まれる、同国の高級ワインの中核となるカテゴリー。
- D.O.Ca.
- Denominación de Origen Calificada
2009年以前のEUワイン法で、最上位に位置する原産地呼称保護ワインのスペインでの名称の一つ。特撰原産地呼称ワイン。スペインは最上位がさらに2段階に分かれており、D.O.Ca.はスペインのワイン法において、最も厳しい基準を満たした最上位のクラス。1991年昇格のリオハと2009年昇格のプリオラトの2つしか認可されていない。
- D.O.C.G.
- Denominazione di Origine Controllata e Garantita
2009年以前のEUワイン法で、最上位に位置する原産地呼称保護ワインのイタリアでの名称の一つ。保証付原産地統制名称ワイン。イタリアは最上位がさらに2段階に分かれており、D.O.C.G.は最上位になる呼称で、イタリアを代表する最高級のワインたちが揃っている。
- D.O.P.
- DOP
2009年に改正されたEUの新しいワイン法の3段階の格付けにおいて、最上位に位置する原産地呼称保護ワインのイタリア語、スペイン語、ポルトガル語での呼び名(イギリスとギリシャはP.D.O.)。その名称の名声を守るために、指定地域のぶどうを100%使用する他、使用可能なぶどう品種、生産するワインのタイプ、ぶどうの栽培やワインの醸造法、収穫して良い最大のぶどうの量など厳しい規制が課せられている。
- デカンタージュ
- Decantage
デカンタやカラフェと呼ばれる別の容器にワインを移す作業。2つの異なった目的のどちらかのために行われる。1つ目は熟成した古いワインの瓶底に沈んだオリを取り除くため、もう1つは瓶からデカンタに移す過程でワインを空気に触れさせ(エアレーション)、味わいを変化させるため。
- デゴルジュマン
- Dégorgement
スパークリングワインの工程の一つ。泡をつくるための二次発酵で発生した酵母の死骸などのオリを取り除く作業。瓶内二次発酵のスパークリングワインの場合は、逆さにした瓶の首の部分を凍結させ、1本ずつオリを取り除く。シャルマ方式の場合はフィルターで除去する。オリは還元剤の役割を果たすため、スパークリングワインは滓抜きした時点から酸化熟成がはじまる。
- D.O.
- Denominación de Origen
①2009年以前のEUワイン法で、最上位に位置する原産地呼称保護ワインのスペインでの名称の一つ。原産地呼称ワイン。スペインは最上位がさらに2段階に分かれており、D.O.はそのベースになる呼称で、スペインの高級ワインの中核となるカテゴリー。 ②チリの原産地呼称ワインのカテゴリー名称。同国の高級ワインは殆どがこのカテゴリーに属する。75%以上(輸出向けは85%以上)そのエリアのぶどうを使用することが義務付けられている。 ③アルゼンチンの原産地呼称ワインのカテゴリー名称。同国の最上級カテゴリーだが、認定されている産地が少なくあまり見かけない。