- Temperature
- 温度
ワインを味わう際の重要な一つの要素。飲む温度によって同じワインでも味わいは大きく変化する。
- Training System
- 仕立て方
地形や気象条件などによって、その土地に適した仕立て方が選ばれる。作業効率の良い垣根仕立て、雨に強い棚仕立て、費用が安い乾燥地向けの株仕立て、急斜面向けの捧仕立てなどがある。
- tartrate
- 酒石
ワインに含まれる酒石酸にカリウムなどが結合した物質。キラキラと輝くガラスのような物質で、ワインの宝石とも呼ばれる。
- Takayamamura
- 高山村
長野県北部、千曲川右岸に位置する注目のワイン産地。垣根仕立てでヨーロッパ系のぶどう品種が栽培され、特に高品質のシャルドネで知られる。400~900mと村内の標高差が大きく、多彩なぶどう品種の成功の可能性がある。
- tendone
- 棚仕立て
ぶどう樹の仕立て方の一つ。日本でも多く見られる、ぶどうを頭上に棚のように広げる仕立て方。雨の多い産地や、日照が非常に強い産地で多く見られ、ぶどうの葉を雨傘もしくは日傘がわりにして果実を守る役目を果たす。日陰になるので、夏の日照の中での作業も楽。
- tank
- タンク
ワインを醸造したり、貯蔵したりする容器の一つ。温度管理や衛生管理がしやすいステンレスタンクが多いが、近年は保温性のよいコンクリートタンクも見直されている。
- Tannin
- タンニン
ワインに含まれるポリエフェノールの一種。ぶどうの種子に多く含まれるため、種子をマセラシオンする赤ワインに多く含まれる。
- Tsugaru
- 津軽
青森県西部の弘前市を中心とするエリア。りんごの産地として知られ、ワイン用のぶどうは多くはないが、近年の日本ワインコンクールでソーヴィニヨン・ブランが3年連続で金賞受賞するなど注目されている産地。
- Tinta Negra
- ティンタ・ネグラ
ポルトガルのマデイラ島をはじめとする島嶼部の黒ぶどう品種。ティンタ・ネグラ・モーレ(Tinta Negra Mole)やネグラモル(Negramoll)とも。マデイラ島で最も広く栽培されている品種で、スタンダードクラスのマデイラワインの原料となる。
- Tinta Barroca
- ティンタ・バロッカ
ポルトガルのドウロ川流域の黒ぶどう。ポートワインの主要な原料ぶどうの一つで、やわらかな果実味を与える。
- Tinta Roriz
- ティンタ・ロリス
テンプラニーリョの北部ポルトガルでの呼び名。
- Tinto
- ティント
スペイン語、ポルトガル語での赤ワインの呼び名(正確にはヴィノ ティント)。語源はインクの染み。
- Tinto Cão
- ティント・カォン
ポルトガルのドウロ川流域の黒ぶどう。ポートワインの主要な原料ぶどうの一つで、収量は低いがポートワインにエレガンスと長期熟成のポテンシャルを与える。
- Terre Siciliane
- テッレ・シチリアーネ
イタリア・シチリア州のI.G.T.ワインの呼称。州の全域を広くカバーする汎用的な呼称。
- Terret Blanc
- テレ・ブラン
フランス・ラングドック地方の古い白ぶどう品種。テレは突然変異しやすく、黒果皮のテレ・ノワール、ピンクの果皮のテレ・グリも存在する。あたたかい産地でも良く酸を保持する。
- Tempranillo
- テンプラニーリョ
スペインを代表する黒ぶどう品種。スペイン中で栽培され、スペイン最大の栽培面積を誇る。イタリアでのサンジョヴェーゼ同様に、多種多様なスタイルのワインが作られる。なめらかな酸とタンニンのコクのある味わいになる事が多い。最も有名な産地はD.O.Ca.リオハ。リベラ デル ドゥエロではティント・フィノ、ラ・マンチャではセンシベル、カタルーニャではウル・デ・リェブレなど産地によって色々な呼び名がある。ポルトガルでも広く栽培され、北部ではティンタ・ロリスという名前で高品質のスティルワインやポートワインの原料となり、南部ではアラゴネスと呼ばれスティルワインが生産されている。
- Touriga Nacional
- トゥーリガ・ナショナル
ポルトガルで最高とされている黒ぶどう品種。濃密な色調、凝縮感のある果実味、力強いタンニンと酸など、高品質のワインをつくる条件が整っている。元々は高品質のポートワインの原料品種として重要だったが、近年スティルワインの原料としても評価が高まっている。
- Touriga Franca
- トゥーリガ・フランカ
ポルトガルのドウロ川流域の黒ぶどう。ドウロ川流域で最も広く栽培されている黒ぶどうで、ポートワインに華やかな香りと上品な果実味を与える。
- Tawny Port
- トゥニーポート
ポートワインのタイプの一つ。黒ぶどうを原料にしたポートワインを、小さな樽で意図的に酸化させながら熟成させる事で、黄褐色(トゥニー色)の色調に仕上げたもの。
- Toscana
- トスカーナ
①イタリア中部に位置し、生産量は中程度だがいつの時代もイタリア最高品質のワインをつくり続けてきた重要な州。サンジョヴェーゼの聖地ともいえる州で、キャンティ、キャンティ・クラッシコ、ブルネッロ ディ モンタルチーノなどのイタリアを代表する赤の銘酒がうまれる。 ②イタリア・トスカーナ州のI.G.T.ワインの呼称。州の全域を広くカバーする汎用的な呼称。
- Tomi no oka
- 登美の丘
山梨県甲斐市にある丘。甲府盆地に面した南向きの斜面で、雨が少なく、日照時間が長く、常に風の吹く気象条件はぶどう栽培に最適とされる。1909年に小山新助によってぶどう園(登美農園)が開墾され、100年以上にわたってワインがつくられてきた日本ワインの歴史にとっても重要な土地。1936年にサントリーが取得。
- Trajadura
- トラジャドゥーラー
ポルトガル北部のミーニョ地方と、スペインのガリシア州一帯(ここではトレイシャドゥラと呼ばれる)の白ぶどう品種。酸が低く、ヴィーニョ・ヴェルデなどの白ワインにブレンドされてやわらかな果実味を与える。
- Trincadeira
- トリンカデイラ
ポルトガル南部の黒ぶどう品種。ブレンド用の品種として、現在ではポルトガル全土で栽培されている。たっぷりの果実味とまろやかなタンニンのワインとなる。
- Torcorato
- トルコラート
イタリア、ヴェネト州のD.O.C.ブレガンツェ地方で、収穫翌年の1月まで小屋で吊るして乾燥させたぶどうを原料としてつくる甘口ワインのこと。
- Trebbiano
- トレッビアーノ
ユニ・ブランのイタリアでの呼び名。イタリアで最も広く栽培されている白ぶどう品種で、酸味のハッキリした軽やかでフレッシュな白ワインをうむ。トレッビアーノの名の下にトスカーノ、ロマニョーロなどの多くの亜種が存在する。
- Trepat
- トレパット
スペイン・カタルーニャ州の黒ぶどう。果皮の色が淡く、フレッシュな軽めのロゼの原料となる。ロゼのカヴァの原料としても認められている。
- Torrontés
- トロンテス
アルゼンチンで最も期待される白ぶどう品種。リオハーノ、メンドシーノ、サンファニーノという3つの系統があるが、全てマスカット・オブ・アレキサンドリアのDNAを持ち、グラスからあふれだすような華やかでボリュームのある香りを持つアロマティック系品種。マスカットやゲヴュルツトラミネールなどに似た華やかな香りが、比較的安価に楽しめるということで、近年人気。酸もしっかりしており、後口はスッキリ。