病害虫
青枯病
かかりやすい野菜:トマト、ナス、ピーマン、トウガラシ等
ナス科の植物が、急に萎れて青々としている状態で枯死する病気です。症状として、初期は生長点付近が日中に萎れ、曇雨天時には回復しますが、数日後さらに病徴が進み、株全体が萎れ、枯死します。土壌性の病気で、地下部あるいは地上部の物理的な傷口、根傷みなどから病原菌が侵入することによって発生する全身症状で、比較的高温期に多発しやすくなります。
ウドンコ病
かかりやすい野菜:キュウリ、ゴーヤ、スイカ、ズッキーニ、トマト、ナス等
葉に白い粉をふいた斑点が現れます。株全体に広がるようであれば、混みあった葉を切るか薬剤を散布します。
疫病
かかりやすい野菜:トマト、ピーマン等
フィトフィトラという疫病菌の既成によって、トマト、ナス、ジャガイモ等多くの農作物の各部に症状が出る病気です。前作がジャガイモなど、ナス科野菜を続けて作ると特に起こりやすくなります。マルチングや敷きわらなどで、地上からの泥のハネ上げを防ぐと被害の拡大を抑えることができます。
葉、茎が褐色に枯れてきます。
ひどくなると果実にも被害がおよびケロイド状に。
尻腐れ病(生理障害)
尻腐れ病
かかりやすい野菜:トマト、ピーマン等
日当たり不足、カルシウム不足あるいは、肥料過多などで起こりやすくなる生理障害です。病気ではありませんが、一度発症すると治りません。症状が現れたら食べたりせず、摘み取り廃棄しましょう。事前にカルシウムを含んだ肥料を与えておくと効果があります。
ベト病
かかりやすい野菜:キュウリ等
葉の裏に白っぽいカビが発生したり、多角形の斑点が現れます。多湿条件が続き、肥料が切れると発生しやすくなります。水はけのよい土で育て、肥料を切らさないようにして下さい。
アブラムシ・コナジラミ
かかりやすい野菜:キュウリ、トマト、メロン等
葉や茎から汁を吸います。排泄物で実や葉が汚れ、カビ病などの原因になります。
ウリハムシ
かかりやすい野菜:キュウリ、スイカ、ズッキーニ等
夏の畑でよく見かける害虫です。特にキュウリなど瓜の葉、果実表面を食害します。
ニジュウヤホシテントウ
かかりやすい野菜:キュウリ、ナス、トマト、ピーマン等
ピーマンの果実に食害を与えることがあります。ジャガイモの葉を特に好みますので、近くに植えている場合は特に注意し、早めに防除しましょう。