vol.450

2024年06月

パタタス ブラバス

じゃがいも、ソース、ワインの一体感。日常にある喜び。

調理時間:30分〜60分

2024年06月

パタタス ブラバス

写真:中本 浩平

材料(2人分)

  • じゃがいも(メークイン) 3個
  • オリーブオイル 適量
  •  
  • < ブラバスソース >
  • オリーブオイル 大さじ1
  • パプリカパウダー 大さじ1
  • トマトピューレ 100cc
  • カイエンペッパー 小さじ1/2
  • < アイオリソース >
  • < A >
  • 卵黄 1個
  • レモン汁 大さじ1/2
  • こしょう 少々
  •  
  • オリーブオイル 60cc
  • 塩 適量
  •  
  •  
  •  
  • にんにくすりおろし 小さじ1
  • 白ワイン 50cc
  • 塩 小さじ1/2
  •  
  •  
  •  
  • にんにくすりおろし 1片分
  • 塩 小さじ1/2
  •  
  •  
  • 牛乳 大さじ2

  1. じゃがいもはよく洗って、鍋に入れる。ひたひたの水を入れて中火にかけ、じゃがいもに火がとおるまで茹でる。粗熱を取ってから、皮のままくし型に切る。フライパンに深さ1.5cmほどのオリーブオイルを入れて火にかけ、(1)を加える。中弱火でじっくりと揚げ、最後に強火にしてからりと揚げる。油をきって塩少々をふる。

  2. ブラバスソースを作る。別のフライパンにオリーブオイル、にんにく、パプリカパウダーを入れて、弱火にかける。香りがたったら中火にし、白ワインを加えて煮立ったら、トマトピューレ、塩を加えて半量になるくらいまで煮詰める。最後にカイエンペッパーを加える。

  3. アイオリソースをつくる。ボウルに< A >を合わせ、オリーブオイルを少しずつ加え、とろりとするまで混ぜる。牛乳を加え混ぜ、ゆるめのソースをつくる。

  4. (1)のじゃがいもにブラバスソース、アイオリソースをかける。

レシピ:鈴木 薫
著書には『野菜でつまみ』(学研パブリッシング)などがある。
http://suzukikaoru.main.jp/

この料理に合うワイン

今回のレシピは、パタタス ブラバスです。スペインのマドリッドが発祥の地だと言われています。スペイン語でpatatas a la brava(パタタス ア ラ ブラバ)またはpatatas bravas(パタタス ブラバス)と呼ばれます。一般的には、ジャガイモを、やや大きめのサイコロ状に切り、オリーブオイルで揚げ、スパイシーなソースであるサルサ ブラバを掛けます。パタタス ブラバスが、いつ、誰の手によって発明されたのかは定かではありませんが、1950年代のマドリッドのバルでは、すでに提供されていた記録があります。原価も安いため、手頃な価格で提供出来て、しかもワインやビールにとても美味しいおつまみになるパタタス ブラバスは、あっという間にマドリッド中のバルに広がり、スペイン全土から世界中に広がりました。 続きを見る