vol.438

2023年12月

オッソブーコ

濃厚煮込みとフルボディ赤の見事に溶け合うマリアージュ

調理時間:60分以上

2023年12月

オッソブーコ

写真:中本 浩平

材料(2人分)

  • 骨付きすね肉 2枚
  • 玉ねぎみじん切り 1個分
  • セロリみじん切り 1本分
  • トマト粗みじん切り 2個分
  • 塩 小さじ2
  • オリーブオイル 大さじ2
  • < グレモラーダ >
  • イタリアンパセリみじん切り 大さじ2
  • にんにくみじん切り 1片分
  • < サフランリゾット >
  • 米 100ℊ
  • ビーフ ブイヨンスープ 600cc(水600cc 固形ビーフブイヨン1個)
  • サフランパウダー 少々(またはお湯大さじ2にサフランを入れて香りと色をうつす)
  • パルミジャーノすりおろし 大さじ3
  • 塩 こしょう 小麦粉 各適量
  • にんじんみじん切り 1本分
  • にんにくみじん切り 2片分
  • トマトペースト 大さじ1
  • 白ワイン 200cc
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  • レモンの皮すりおろし 1/2個分
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  • たまねぎ細かいみじん切り 1/4個分
  • 白ワイン 大さじ2
  • 塩 少々
  • バター 大さじ1

  1. すね肉は筋切りし(すね肉の周囲にある薄皮に包丁で数ヶ所切れ目を入れ、肉の反り返りを防ぐ)、塩、こしょうをし、小麦粉をまぶす。

  2. 鍋にオリーブオイルを熱し、(1)のすね肉を並べる。両面をしっかりと焼き色がつくまで焼き付け、一度取り出す。

  3. (2)の鍋に玉ねぎ・にんじん・セロリ・にんにくのみじん切りを加え、しんなりするまで炒めたら、トマト、トマトペーストを加え、さっと炒め合わせる。(2)の肉を戻し、白ワインを加えて一度沸騰させてから弱火にし、蓋をして肉が柔らかくなるまで90分ほど煮る。途中塩を加えて調味し、水分が足りないようであれば水を加える。

  4. グレモラーダつくる。パセリ、レモンの皮、にんにくを合わせておく。

  5. サフランリゾットをつくる。フライパンに半量のバターを熱し、玉ねぎを加える。焦がさないように気を付けながら、しんなりするまで炒め、米を加える。米の表面が透き通るようになるまで炒め、白ワイン、サフランを加える。弱火にし、ブイヨンスープを数回に分けて加える。途中軽く混ぜながら15分ほどかけて好みの固さにしていく。塩、パルミジャーノ、残りのバターを加えて混ぜ合わせる。

  6. 器に、すね肉、リゾット盛り合わせ、グレモラーダをかける。

レシピ:鈴木 薫
著書には『野菜でつまみ』(学研パブリッシング)などがある。
http://suzukikaoru.main.jp/

この料理に合うワイン

今回のレシピは、オッソブーコです。 オッソブーコはロンバルディア州のミラノの郷土料理です。濃厚なシチューでOssobuco alla Milaneseが正式名称です。仔牛の骨付きすね肉のぶつ切りを煮込んでいます。オッソ(osso)はイタリア語で骨、そしてブーコ(buco)は穴を意味し、その名の通り、煮込んだぶつ切りのすねの骨の中心が、穴の開いたかのように見えるからです。 続きを見る