閉じる
vol.413
-
2022年11月
いわしのベッカフィーコ
ボジョレー ヌーヴォーといわしの絶品マリアージュ
調理時間:15分~30分
2022年11月
- いわし 8尾
- <フィリング>
- にんにくみじん切り 1片分
- 松の実 大さじ3
- オレンジ果汁 大さじ2
- 塩 小さじ1/2
- オリーブオイル 大さじ2
- オレンジ 1/2個
- パン粉 大さじ2
- オリーブオイル 大さじ1
- 塩 こしょう 少々
- パン粉 40ℊ
- レーズン 大さじ3(白ワイン大さじ2に漬けて柔らかくしておく)
- イタリアンパセリ粗みじん切り 10本分
-
いわしは頭を落として手開きにする。塩、こしょうを全体にふる。
-
フィリングをつくる。フライパンにオリーブオイル、にんにくを入れて火にかける。香りがたったら、パン粉、松の実も加えてカリカリになるまで炒める。ボウルにうつして粗熱をとり、レーズン、果汁、イタリアンパセリ、塩を加えて混ぜ合わせる。
-
(1)のいわしの腹側に(2)を1/8量ずつのせ、くるりと巻いて楊枝で止める。耐熱皿に並べ、スライスしたオレンジを間にはさみ、パン粉をふってオリーブオイルをかける。
-
180℃に温めたオーブンで15~20分ほど焼く。
レシピ:鈴木 薫
著書には『野菜でつまみ』(学研パブリッシング)などがある。
http://suzukikaoru.main.jp/
今回のレシピは、いわしのベッカフィーコ、イタリアのシチリア地方の郷土料理です。元々のベッカフィーコは小鳥の名前です。体長は14 cmくらい、翼を広げると21〜24 cm、体重は約16 - 22グラムくらいの小さな鳥です。スズメが体長14-15 cmで、体重は18-27 gですからベッカフィーコのほうが一回り小さい感じですね。ベッカフィーコ(beccafico)の名前は、イタリア語でイチジクをあらわすフィーコ(fico)が好きなベッカ(Becco)嘴=鳥と言う意味です。19世紀に、シチリアの貴族の間で、この鳥を狩って、小さな体に詰め物をして焼いて食べる事が流行した時期が有ったそうです。 続きを見る