vol.411

2022年10月

甘酒チキンソテー バターキノコソース

大地を思わせる土のニュアンスを持つ塩尻メルロとのマリアージュ

調理時間:30分〜60分

2022年10月

甘酒チキンソテー バターキノコソース

写真:中本 浩平

材料(2人分)

  • 鶏もも肉 大1枚(約350〜400g)
  • 塩 小さじ1
  •  
  • A
  • 甘酒 100cc
  • オリーブオイル 大さじ2
  •  
  • オリーブオイル 大さじ1/2
  • しいたけ 4枚
  • マッシュルーム    6個
  • バター 大さじ2
  • こしょう 少々
  •  
  • こしょう 少々
  •  
  •  
  • 白ワイン 大さじ2
  •  
  •  
  • 白ワイン 50cc
  • 舞茸 1/2パック
  • 甘栗 6個
  • 塩 小さじ1
  •  

  1. 鶏肉は半分に切って、しっかりと塩、こしょうをふる。

  2. ポリ袋などにAを合わせ、鶏肉を加えて一晩漬け込む。

  3. フライパンにオリーブオイルを中火で熱し、(2)の鶏肉を皮目から並べる。焼き色がしっかりついたたら、裏返す。軽く焼き色がついたら、白ワインを加えて蓋をし、弱火で5分ほど蒸し焼きにする。蒸し汁はとっておく。

  4. ソースを作る。きのこ類、栗は1cm角に切る。

  5. フライパンにバターを熱し、(4)を加え炒める。しんなりしてきたら、塩、(3)の蒸し汁を大さじ3〜4ほど加えて、少しとろりとするまで煮詰め、塩、こしょうで味をととのえる。

  6. お皿に(4)のソースをしき、食べやすいようにスライスした鶏肉をのせる。

レシピ:鈴木 薫
著書には『野菜でつまみ』(学研パブリッシング)などがある。
http://suzukikaoru.main.jp/

この料理に合うワイン

今回のレシピは、甘酒チキンソテー バターキノコソースです。 甘酒は醴の文字を充て、その一文字だけで「あまざけ」と読む事もあります。清水桂一著「たべもの語源辞典」によると、「甘酒は、白米を柔らかい粥のように炊き、麹を加えて甘く醸した飲み物でアルコール分はほとんど無い。日本書紀で木花開耶姫(このはなさくやひめ)が醸した天甜酒(あめのたむさけ)は今の甘酒と同じような味わいの飲み物であろう」と記しています。木花開耶姫は天照大神の孫である邇邇芸命(ににぎのみこと)の奥様で、海幸彦・山幸彦の母でもある方です。日本書紀の第2巻に天甜酒の記述があります。 続きを見る