vol.331

2019年06月

トマトのムース

トマトもワインもぎゅっと濃厚に!南仏ロゼとのマリアージュ

調理時間:30分〜60分

2019年06月

トマトのムース

写真:中本 浩平

材料(2人分)

  • トマト 6個
  • オリーブオイル 適量
  • <ムース>
  • にんにくすりおろし 小さじ1/2
  • 塩 小さじ1~
  • 生クリーム 100cc
  • 白ワイン 25cc
  • <ソース>
  • 白ワイン 25cc
  • はちみつ 大さじ1
  • 粗びき白こしょう 少々
  • バジルの葉 適量
  •  
  • 顆粒コンソメ 小さじ2
  • 板ゼラチン 4枚
  • (水に漬けて柔らかくしておく)
  •  
  •  
  • オリーブオイル 少々
  • 塩 小さじ1/2

  1. トマトは湯剥きし、へたと種を除く。粗みじん切りにし、フードプロセッサーなどでペースト状にする。

  2. <ムース>
    (1)のペースト状のトマトの2/3量を小鍋に移し、白ワイン、コンソメ、塩を加えて半量になるくらいまで煮詰める。火を止めてゼラチンを加え混ぜる。

  3. ボウルに生クリームを入れ、8分立てくらいに泡立てる。(2)を少しずつ加え全体をよく混ぜ、塩、こしょうで味をととのえる。容器にうつし、冷蔵庫で冷やし固める。

  4. <ソース>
    残りのトマトを小鍋に移し、ソースの材料を加えて火にかけ、半量になるくらいまで煮詰め、冷やす。

  5. 器に<ソース>をしき、<ムース>をのせる。白こしょう、オリーブオイルをかけ、バジルの葉をそえる。

レシピ:鈴木 薫
著書には『野菜でつまみ』(学研パブリッシング)などがある。
http://suzukikaoru.main.jp/

この料理に合うワイン

今回のレシピは、トマトのムースです。ムースは、フランス語でmousseと書き「泡」という意味です。ラテン語のmulsa(蜂蜜水)が語源ではないか?と言われています。フランス料理において、粘度のある液体を呼ぶ名前には、いろいろあります。たとえば、ピュレ、クーリ、ムース、ジュレなどです。ピュレは簡単にいうと野菜やフルーツなどの食材を裏漉しして、濃度のある半液体状にしたものです。クーリはピュレと同様に、裏漉しした半液体のものなのですが、ピュレよりも、もっとさらっとしたものです。粘度でいうと、ある程度形を保っていられるのがピュレで、皿に置くと平らになってしまうのがクーリです。ムースは、ピュレやクーリ、ソースなどを泡立てたものです。 続きを見る