vol.315

2018年10月

トート トムヤムクン

柑橘の香り広がるボルドーブランとのマリアージュ!

調理時間:15分~30分

2018年10月

トート トムヤムクン

写真:中本 浩平

材料(2人分)

  • 有頭海老 2~4尾
  • ナンプラー 小さじ1/2
  • 小麦粉 適宜
  • 卵 1個
  • パン粉 適宜
  • サラダ油またはオリーブオイル
  • 〈ソース〉
  • レモングラス 1本
  • こぶみかんの葉 2枚
  • 赤唐辛子 1本
  • ナンプラー 大さじ1
  • ライムの絞り汁 大さじ1
  • 砂糖 大さじ1/2

  1. 海老は、頭と尻尾を残して殻を剥き、背ワタをとる。ナンプラー小さじ1/2をかけ、しばらくおく。

  2. ソースを作る。
    レモングラスは薄くスライス、こぶみかんの葉は、細く千切り、赤唐辛子は小口切り。ナンプラーとライムの絞り汁と砂糖を合わせたものに加える。

  3. 海老を小麦粉、溶き卵、パン粉の順につける。フライパンにオイルを2cmほど入れてあたため、海老を加えてカリカリに揚げ焼きする。

  4. お皿に海老をのせ、ソースをかける。

レシピ:鈴木 都
タイ・バンコクに5年間在住。タイ王室専属の料理研究家Wandee氏に師事。
タイ文部省認定 Wandee Culinary School Certificate 取得。
宮廷料理・家庭料理・お菓子など幅広いジャンルのタイ料理を教えるタイ料理教室「カフィアライム」を主宰。

この料理に合うワイン

今回の料理はトート トムヤムクン、タイ料理です。「トート」は「揚げる」なので、トムヤムクン風味の、海老を揚げた料理と言ったところでしょうか。海老は十脚目という、脚に相当する部分が、5対ある甲殻類のグループから、カニとヤドカリの仲間を除いたものです。幅広い種類が含まれていますが、どの種類も大体、とても美味しいです。人間はもちろん、魚も、イカやタコもみんな海老が大好きです。漢字では、伊勢海老などの大きいものを海老と表記し、小さい泳ぐエビを蝦と書くようですが、厳密な区分けが徹底されている訳ではありません。海老の名前は、その色からきており、ぶどうのような濃い赤紫を葡萄色(えびいろ)と呼びます。生の伊勢海老の色を思い浮かべていただくと、お判り頂けると思いますが、あの深みのある色です。 続きを見る