閉じる
vol.311
-
2018年08月
パッタイ
淡いピンク色が美しい、プロヴァンスのロゼワインとご一緒に
調理時間:30分〜60分
2018年08月
- クイテェオ(米麺) 100g
- 海老 6尾
- 全卵 1個
- 卵黄 1個
- たくあん 2cm
- ニラ、もやし 適宜
- にんにく 1片
- サラダ油 大さじ2
- <合わせ調味料>
- ナンプラー 大さじ1
- シーズニングソース 大さじ 1
- 醤油 大さじ1/2
- ケチャップ 大さじ1/2
- 酢 大さじ1/2
- 砂糖 大さじ1
-
クイテェオは、60℃くらいの湯を入れたボウルに浸す(20分ほど)
-
海老は殻を剥き背ワタをとる。ニラは4cmに切り、もやしはひげをとる。にんにくはみじん切り。
-
フライパンにサラダ油大さじ1、にんにくを入れ弱火にかける。香りが出たら中火にし海老を加える。火が通ったら(1)のクイテェオと合わせ調味料を加え炒める。ニラ、もやしを加えたらすぐに火を止め、混ぜる。
一人前ずつ器に盛る。 -
ボウルに全卵と卵黄を入れ、よく混ぜる。
フライパンにサラダ油大さじ1を入れ、中火であたためる。
片方の手を卵液に浸けてから指を広げ、フライパンの上で5本の指を細い線を描くように縦横に振る。格子状の薄焼き卵を作り、(3)の盛りつけた麺に被せる。
レシピ:鈴木 都
タイ・バンコクに5年間在住。タイ王室専属の料理研究家Wandee氏に師事。
タイ文部省認定 Wandee Culinary School Certificate 取得。
宮廷料理・家庭料理・お菓子など幅広いジャンルのタイ料理を教えるタイ料理教室「カフィアライム」を主宰。
今回の料理はタイ料理のパッタイです。パッタイを直訳すると「パッ=炒める」「タイ=タイ国」なので「タイ国炒め」です。まさにタイを代表する料理だと言えます。パッタイの起源はちょっと変わっています。第二次世界大戦の頃、タイは深刻な米不足に陥りました。当時のフィールド・マーシャル・プラク・ピブソン・グラム首相は、米をそのまま食べる「ご飯」よりも、くず米や副原料も使える「米の麺」にしたほうが米の消費量を抑える事が出来る、と思いつきました。そして米の麺の消費を促進する為に、米の麺の国民食コンテストを開催しました。そのコンテストでパッタイの原型が優勝作品となったのでした。そして1945年には、パッタイがタイを代表する国民食である!と宣言されたと言われています。事実、パッタイはCNNが2011に発表したYour pick: World's 50 best foodsの堂々の第5位にも選ばれている、世界中から愛されるタイ料理なのです。パッタイの主素材は米の麺であるクイテェオです。 続きを見る