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vol.307
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2018年06月
ハッセルバックポテト
ジャガイモの味わい引き出す南仏白ワインとのマリアージュ
調理時間:60分以上
2018年06月
- じゃがいも(メークイーン) 3個
- トマト 小1個
- ベーコン 2~3枚
- 塩 小さじ1/2~1
- オリーブオイル 大さじ2
- 粗びき黒こしょう 適量
- ローズマリー 2本
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じゃがいもは皮ごとよく洗い、薄く切れ目を入れていく。(割りばし2本でじゃがいもを挟んで切り込みを入れていくと最後まで包丁刃が入りにくく、上手に切り込みを入れられる)
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水に20分ほどさらし、でんぷんをとる。
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トマトは半分に切って薄切り、ベーコンは2、3cm長さに切る。
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じゃがいもを耐熱皿に並べ、切り込み数か所に(2)のトマト、ベーコンをはさんでいく。塩、オリーブオイルをかけ、粗びき黒こしょうをふる。ローズマリーをのせ、200℃に温めておいたオーブンで40~50分焼く。途中下に流れたオイルをかけるとカリッと仕上がる。
レシピ:鈴木 薫
著書には『野菜でつまみ』(学研パブリッシング)などがある。
http://suzukikaoru.main.jp/
今回の料理はハッセルバックポテトです。ハッセルバックポテトは、もともとはスウェーデンの料理なんですよ。 みなさんはスウェーデン料理というと何を思い浮かべられますか?ミートボールですか??日本にも10店舗ほどあるスウェーデン発祥の家具量販店のカフェの定番ですよね。スウェーデンのミートボールは、付け合わせのポテトと一緒に、甘いコケモモのジャムをつけて食べるのが一般的です。あと、有名なのは「ヤンソンの誘惑」ですかね。これは「クリスマス定番のご馳走料理」で、ポテトグラタンです。ステーキもよく食べられるのですが、大量のマッシュポテトが添えられます。また、その他に有名なのはニシンの酢漬けですが、これにも普通、茹でたジャガイモが付け合せにされます。そうなんです、スウェーデンの料理で登場頻度が一番高いのはジャガイモなんです。さてハッセルバックポテトですが、まさにジャガイモが主役の料理で、ストックホルムのジュールグルデンにあるHasselbacken Hotel and Restaurantで1953年に初めてつくられた料理です。 続きを見る