vol.293

2017年11月

しめサバ 菊花と大根の柚子こしょう風味の甘酢あえ

和柑橘が香る日本の白ワインとのマリアージュ

調理時間:60分以上

2017年11月

しめサバ 菊花と大根の柚子こしょう風味の甘酢あえ

写真:中本 浩平

材料(2人分)

  • <しめサバ>
  • サバ 1尾
  • 酢 適量(洗い用)
  • 白ワインビネガー 30㏄
  • 昆布 5㎝
  •  
  • <菊花と大根の柚子こしょう風味の甘酢あえ>
  • 大根  8㎝
  • 菊花  8個
  • 米酢 大さじ2
  •  
  • 塩  適量
  • 米酢  60㏄
  • 白ワイン 10㏄
  • 砂糖  小さじ1
  •  
  •  
  • 塩 適量
  • 柚子こしょう 小さじ1
  • 砂糖  小さじ2

  1. しめサバをつくる。サバは三枚におろし、皮目の方は全体にべったりと覆うよう塩をし、身の方は全体にまんべんなく塩をふって2時間ほどおく。

  2. 米酢、ビネガー、白ワイン、昆布、砂糖を合わせておく。

  3. (1)のサバの塩を酢で洗い流してバットに並べ、(2)をかける。ラップをサバにぴったりとかけ、全体に酢を回るようにし、2時間ほどおく。酢をキッチンペーパーなどで軽くふき取り、皮をひいて残った骨を除き、1㎝幅に切る。

  4. 菊花と大根の柚子こしょう風味の甘酢あえをつくる。大根は縦に薄いリボン状に切って、塩を加え軽くもむ。15分ほどおいてしんなりさせ、よく水けをしぼる。

  5. 菊花は熱湯でさっと茹でてざるにあけ、粗熱がとれたら水けをしぼる。

  6. 柚子こしょう、米酢、砂糖、塩を合わせ、(4)と(5)を加えあえる。

レシピ:鈴木 薫
著書には『野菜でつまみ』(学研パブリッシング)などがある。
http://suzukikaoru.main.jp/

この料理に合うワイン

今回の料理は、しめサバ 菊花と大根の柚子こしょう風味の甘酢あえです。サバはスズキ目 サバ科の魚の総称です。本州ではマサバとゴマサバが主で、沖縄周辺ではグルクマーやクサラーと呼ばれるニジョウサバもサバ科の仲間です。また大西洋では大西洋サバも多く獲られています。2015年度世界のサバ類の漁獲ランキングでは、世界一は58万トンの日本、次いで中国、インドネシアと続き、4位5位が大西洋サバ中心のイギリス、ノルウェーです。サバは日本国内における魚種別の漁獲量でNo.1∗の魚で、ここ5年間は連続の首位です。 続きを見る