vol.278

2017年04月

ホンビノス貝のクラムチャウダー

アメリカ生まれのワインと貝がみせる共鳴

調理時間:30分〜60分

2017年04月

ホンビノス貝のクラムチャウダー

写真:中本 浩平

材料(2人分)

  • ホンビノス貝 8個
  • 玉ねぎ 1/2個
  • じゃがいも 2個
  • セロリ 1/2本
  • にんにくみじん切り 1片分
  • バター 大さじ2
  • 白ワイン 200cc
  • 牛乳 400cc
  • 生クリーム 100cc
  • 塩 小さじ1/2~
  • こしょう 少々
  • セロリの葉粗みじん切り 適量
  • クラッカー 適量
  •  

  1. 貝は砂抜きをし、よく洗う。

  2. 玉ねぎ、じゃがいもは1cm角に切る。セロリは薄い小口切りにする。

  3. 鍋に貝、白ワインを入れてふたをし、殻があいたら火を止める。ざるなどにあけ、貝と蒸し汁を分ける。貝は身をはずす。

  4. 鍋にバターを入れて熱し、(2)の野菜、にんにくみじん切りを加え、焦がさないように炒める。玉ねぎがしんなりしたら煮汁、牛乳を加えて煮立たないように7分ほど煮る。貝、生クリームを加えて温め、塩、こしょうで味をととのえる。セロリの葉をちらし、クラッカーを添える。

レシピ:鈴木 薫
著書には『野菜でつまみ』(学研パブリッシング)などがある。
http://suzukikaoru.main.jp/

この料理に合うワイン

今回のレシピは、ホンビノス貝のクラムチャウダーです。ホンビノス貝は外来種の大型二枚貝です。元々は北米大陸の東海岸に生息しています。クラムチャウダーの本場アメリカ東海岸でチャウダーに使われるクラムは、まさにこのホンビノス貝なのです。ホンビノス貝は二枚貝綱マルスダレガイ科に属しています。マルスダレガイ科はアサリやハマグリも属している二枚貝のなかでは最大の科です。ホンビノス貝を漢字で書くと本美之主貝、美之主はヴィーナス=ウェヌスの事です。ヴィーナスはローマ神話の愛と美の女神、なので「美」の「主」、美之主なのです。 続きを見る