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vol.269
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2016年11月
ガーリックバターのローストチキン 赤ワインソース
ボジョレー ヌーヴォーとチキンの鉄板のマリアージュ!
調理時間:60分以上
2016年11月
- 丸鶏 1羽分(約1.5kg)
- (塩 大さじ1・砂糖 大さじ1)
- <スタッフィング>
- もち米 1合
- 鶏レバー 100g
- 栗 4個 (水煮、むき栗、焼き栗などでも可)
- ブラウンマッシュルーム 6個
- ドライオレガノ 小さじ1/2
- オリーブオイル 大さじ1
- 赤ワイン 100cc
- 塩 小さじ1
- 粗びき黒こしょう 少々
- 溶かしバター 60g
- にんにくすりおろし 大さじ1
- 塩 大さじ1/2
- にんじん・セロリ・玉ねぎ(ぶつ切り) 各1個
- <ソース>
- チキンと一緒に焼いた香味野菜と焼き汁
- 赤ワイン 200cc
- コンソメ 2個
- 塩 こしょう 各少々
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鶏は前日によく洗って水分をふき取る。塩と砂糖を合わせ、表面全体、お腹の中にもすりこみ、ビニール袋に入れ冷蔵庫で一晩寝かせる。
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大きめの鍋にお湯を沸かし、(2)の鶏の背を下にして約30秒間湯通しし、次に両側面、胸を下にして湯通しする。
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スタッフィングを作る。フライパンにオリーブオイルを熱し、1cm角に切った鶏レバーを加え炒める。色が変わったら4等分に切った栗、マッシュルーム、もち米を加え炒める。オレガノ、塩、こしょうを加え炒め合わせ、赤ワインを加える。全体を混ぜながら汁気がなくなるまで炒め煮し、(2)の鶏のお腹に詰める。
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バターは電子レンジで30秒~1分ほど加熱して溶かし、にんにくを加える。
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天板に鶏をのせ、(4)のバター1/3量をまんべんなく塗る。まわりにぶつ切りにしたにんじん、セロリ、玉ねぎをのせ、180℃に温めたオーブンで1時間ほど焼く。途中、残りの(4)のバターを何度も塗りなおす。金串をさして澄んだ液がでるようになったらオーブンから出す。
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小鍋に天板の油で残った野菜と焼き汁を入れて火にかける。ワイン、固形ブイヨンを加え、半量になるくらいまで煮詰めたら、塩、こしょうで味をととのえる。ざるで濾してソースを作る。
レシピ:鈴木 薫
著書には『野菜でつまみ』(学研パブリッシング)などがある。
http://suzukikaoru.main.jp/
今回のレシピは、ガーリックバターのローストチキン 赤ワインソースです。チキン=鶏はキジ科の鳥で、セキショクヤケイを飼い馴らしたものだとされています。考古学的に鶏の存在が確認されているのはパキスタンのモヘンジョ・ダロ遺跡です。モヘンジョ・ダロは、インドからパキスタンにかけて広がっていたインダス文明を代表する遺跡です。モヘンジョ・ダロにも、どこかから伝わったのかもしれませんが、いずれにしてもモヘンジョ・ダロからそう遠くないところで家畜化されたようです。そして、そこからヨーロッパや中国に伝わっていったものと考えられています。日本に伝わったのは弥生期、中国を経由して伝わったようです。 続きを見る