サントリー食品インターナショナル(以下、「当社」とよびます。)は、お客様から最も信頼され、愛される飲料会社を目指し、商品・サービスの品質向上を追求しています。
私たちの品質に対する姿勢を明文化したサントリー品質方針「All for the Quality」のもと、全従業員が常に品質の維持・向上に取り組み、お客様から一層の信頼を獲得していくための活動を展開しています。
当社では、提供する商品・サービスの品質を維持・向上させることで、お客様のご期待に応え、社会的責任を果たし続けていくため、全社で品質マネジメントを推進しています。「品質保証委員会」を設置し、品質戦略に基づく横断的重要課題や品質リスク抽出・トラブルの未然防止に取り組んでいます。CQO(Chief Quality Officer)による品質会議等を通じて、品質マネジメント力の強化を図っています。また、創業以来大切にしてきた「ものづくりの価値観・行動指針」をサントリーグループ共通の「Suntory MONOZUKURI Values」として、海外グループ会社に共有・展開しています。
サントリー食品インターナショナルの推進体制
当社では、国内10工場が100%、国際規格のISO9001(品質)、FSSC22000(食品安全)の認証を取得しています。また、海外においてはISO9001, FSSC22000を中心に、各地のビジネス特性に応じてHALAL等の認証を取得しています。
当社は、「清涼飲料製造 品質方針/食品安全方針」を制定し、研究開発、商品企画・設計、原材料調達、製造、物流、販売に至るバリューチェーンのすべてのプロセスで、品質の維持向上の取り組みを継続することで、お客様から最も信頼され、愛される飲料会社を目指しています。また、サントリーグループの一人ひとりが品質の担い手であるということを常に意識して活動することが大切であるとの考えのもと、社内研修などにおいて、品質教育・啓発のプログラムを継続的に実施しています。
原料や容器の安全性、アレルギー表示、放射性物質のチェックなど食の安全性のモニタリングについては、食の安全についてをご覧ください。
バリューチェーンでの各プロセスの取り組みの詳細は、品質保証の取り組みをご覧ください。
食の安全についてのモニタリングのさまざまな取り組みは、食の安全についてをご覧ください。
当社の一人一人が品質の担い手であるということを常に意識して活動することが大切であるとの考えのもと、社内研修などにおいて、品質教育・啓発のプログラムを継続的に実施しています。
当社では、安全・安心に関わる情報をはじめ、お客様が必要とする情報を適切かつ速やかに提供するよう努めるとともに、商品表示・宣伝・広告などにおいて、誤認や誤解のおそれのない正確で分かりやすい表現を心がけ、多様な商品・サービスを扱う企業グループとして責任あるマーケティング活動をサントリーグループの企業倫理綱領にそって行っています。
商品の表示については、グループ各社の開発・生産などの関係部門と連携して、品質保証本部が遵法性・妥当性を確認する仕組みを構築し、正確な表示と分かりやすい表現を推進しています。
日本では、エネルギーをはじめとして糖質や食塩相当量などの栄養成分表示やアレルギーについて、原料を調査し、表示の要否を確認しています。また、「食品表示法」で表示を義務づけられている7品目だけでなく、表示が推奨されている20品目も商品への表示対象としています。
オセアニアではHealth Star Rating System(健康ランクの星表示)※を採用し、お客様の商品選択に分かりやすい情報開示をしています。
日本、欧州、アジア・オセアニア、アメリカ、アフリカ各地域と共通の目標、価値観を共有し、活動の基盤となるルールや仕組みを作り、地域特性に応じた独自性をもって品質保証活動に取り組んでいます。水・原材料から製造プロセス、市場に流通する製品にいたるまでくまなく対象として活動することで、消費者の皆様のみならず、各方面のステークホルダーの皆様からの品質への要求・期待にお応えできるような取り組みを行っています。海外におきましても、エリア相互の連携・ネットワークにより、さまざまな情報を迅速かつ効果的に共有することで、相互の発展に力をいれております。また、活動に従事する人材の育成にもフォーカスし、基盤をさらに強化することで、本活動の持続性を高めていくよう努めております。
品質保証の徹底に努めながらも、問題が発生した場合は、あらかじめ決められた手順にて迅速に調査・製品処置を行い、適切に情報開示を行っています。
自主回収が発生した事例については、サントリー 自主回収についてをご覧ください
サントリーグループ企業倫理要綱において、1.2 「情報提供・責任あるマーケティング」の項で、「安全・安心に関わる情報をはじめ、お客様が必要とする情報を適切かつ速やかに提供するよう努めるとともに、製品表示・宣伝・広告等において、誤認や誤解のおそれのない正確で分かりやすい表現を心がけます。また、多様な商品やサービスを扱う企業グループとして責任あるマーケティング活動を行います。」という基本姿勢を定めています。
サントリー食品ヨーロッパでは、UNESDA※が提唱する「学校における責任あるマーケティングプログラム」に参加しています。
また、2021年に新しく制定された責任ある食品事業とマーケティング慣行に関するEU行動規範に、創設企業として署名しました。レシピの変更、食品廃棄物の削減、そして持続可能なパッケージの開発に向けてコミットを続けることにより、さらに健康的な製品を市場に投入し、循環社会への移行を支援するというEUの目標を後押ししていきます。
イギリスでは、独自のマーケティング規範を作成しました。これには、脂肪、砂糖、および塩の含有率が高い製品を16歳未満(アイルランドでは18歳未満)の消費者に直接販売しないというコミットメントが含まれます。
フランスでは、12歳未満の子供を対象としたテレビ番組と雑誌での広告を2009年に自粛しました。2013年以降、私たちは自社のコミットメントをさらに強化し、視聴者の35%以上が子どもである一般番組での広告も禁止しました。
スペインのマーケティング規範では、12歳未満の子どもへの広告を行わないこと、および生徒を対象としたイベントにスポンサーとして参加しないことが明記されています。また、当社の全ての広告キャンペーンでは健康な生活習慣を推進するメッセージを発信しています。
オセアニアでは、炭酸飲料などの砂糖を多く含む商品に関して、子どもをターゲットにしないことを定めており、ニュージーランドの小学校や中学校では水だけを直接販売しています。また、Healthy kids industry pledgeのメンバーとしてニュージーランド政府とのパートナーシップを結んでいます。
商品への表示は、関連法規※や業界の自主基準、サントリー独自の基準を守っているかを確認しています。さらに、誤認や誤解を与えない正確な表現や、お客様にとってわかりやすい表現を、宣伝・広告の表現も含め心がけています。