1899年の創業から続く「人本主義」
私達は、人と自然と響き合い、豊かな生活文化を創造し、「人間の生命の輝き」を目指しています。
その実現に向けて、「人」こそが、経営の重要な基盤であるという「人本主義」の考えのもと、さまざまな取り組みを進めています。
サントリー食品インターナショナル(以下、「当社」といいます。)を含むサントリーグループは、「人」こそが、経営の最も重要な基盤であるという考え方に基づき、従業員一人一人がイキイキと、やりがいを持って働き、それぞれの個性と能力を最大限発揮して成長し続けることを目指し、下記の様な方針を立て、さまざまな取り組みを進めています。
当社では人材育成を「中長期的な視点」で捉え、国籍や年齢等に関わらず、全ての従業員に成長の機会を提供することに努めています。
当社を含むサントリーグループは、創業以来の洋酒事業を起点に、ビール・清涼飲料・健康食品・外食・花等、さまざまな分野に事業を展開しています。また、日本から世界へフィールドを拡げ、今日では、米州・欧州・アジア・オセアニアにおいて、メーカーとして幅広いバリューチェーン・機能を有しています。グローバル食品酒類総合企業グループへ成長する中、「全社員型タレントマネジメント」の実践を掲げ、従業員が挑戦・成長を続けられる機会を提供できるよう努めています。
サントリーグループは人が育つための、日常の学びの仕組み・学びの風土づくりを強化するため、2015年4月に企業内大学「サントリー大学」を開校しました。「サントリー大学」は、「自ら学び、成長しつづける風土の醸成」、「創業の精神の共有と実践」、「リーダーシップ開発」および「未来に向けた能力開発」の4つの視点からサントリーグループに属する全ての従業員にさまざまなプログラムを開発、提供しています。
当社はサントリーグループが開発・提供しているプログラムを活用し、従業員の能力開発に活用しています。
当社を含むサントリーグループは、新たな価値を絶えず創造していくためには、国籍や年齢等にとらわれることなく、多様な人材、多様な価値観を積極的に取り入れ、公平性を担保し、活かすことが重要であるという考えのもと、「DEI Vision Statement」と「Strategic Pillars」を制定し、その実現にむけ、女性、LGBTQ+、障がい者、シニア層等さまざまな人材の活躍を推進すべくグループグローバルで取り組みを進めています。なお、外国人および経験採用者の中核人材への登用に関する数値目標については、国籍や採用区分によって特段の差が生じているとは認識していないため、設定していません。
当社を含むサントリーグループは、従業員・家族の健康がサントリーの挑戦・革新の源であるという考えのもと、全従業員が心身ともに健康でやる気に満ちて働いている状態を目指しています。2016年に「健康経営宣言」を掲げ、Global Chief Health Officer(健康管理最高責任者)が中心となり、全従業員の健康をサポートする体制を構築し、従業員が自ら取り組むべき項目を具体的に掲げ、健康意識を醸成するためのヘルスリテラシー教育を積極的に展開しています。
世界に4万人超の従業員を有する当社を含むサントリーグループは、さまざまな個性やバックグラウンドを持つ従業員同士が仲間として積極的につながり、ミッションに向かってともに成長していく上で、「エンゲージメントの強さ」が重要であると考えています。 「ONE SUNTORY、One Family」を合言葉に活動し、エンゲージメント、企業理念の理解、コンプライアンスについてどのような意識をもっているのかを組織風土調査を通して定期的に把握し、その向上に向けた取り組みにつなげています。
このほか、さまざまな人材育成の取り組みに関する詳細は、経営戦略と人事戦略のページもご覧ください。
ダイバーシティ経営においては多様な人材、多様な価値観を積極的に取り入れ活かすことが重要であるとの考えのもと、当社はかねてより多様な経験をもった人材を積極的に採用しています。新卒者と経験採用者の区分なく、人材をバランスよく配置、活用できていると判断しており、今後も、必要に応じて経験採用を実施し、多様な人材の活用を図っていきます。
当社を含むサントリーでは、組織風土調査を毎年実施しています。従業員一人一人が日常業務の中で「企業理念」をどのように認識、理解しているのか、また、それぞれの会社や職場の組織風土、施策、コンプライアンスについてどのような意識をもっているのかを調査し、経営層ならびに各社・各部門とも共有し、活用しています。海外グループでも組織風土調査を実施しており、2022年の調査では、約8割の従業員がサントリーグループで働くことに誇りを持っていると回答しています。