- 実験編「赤ワイン」
- 実験編「白ワイン」
寒い冬には身体があったまるホットワイン!
2017年12月
いよいよ本格的な冬がやってきましたね。この時期、常温で愉しむ赤ワインやキンキンに冷やしたスパークリングワインを飲む人も多いと思います。
とはいえ、寒い時期はやっぱり温かい飲み物がほしくなりますよね。ワインにも『ホットワイン』という温めて愉しむ飲み方があります。『グリューワイン』や『ヴァンショー』といった呼び方もありますが、ご存知の人も多いのではないでしょうか。
でも、どんなワインでも温めておいしく飲めるのでしょうか??
今回は、いろんなタイプのワインで、手軽においしく飲める『ホットワイン』のレシピを検証してみました。飲み残したワインを使って『ホットワイン』にアレンジするのも良いと思いますので、ぜひ試してみてください!
(注)ワインを商品の容器のまま温めることは避けてください。液漏れや容器の破損の恐れがあり危険です。
- 目次
とりあえずいろいろ試してみた!
【軽めの甘口赤ワイン】赤玉 スイートワイン 赤
【味わい】
酸味が穏やかで甘やかで、まろやかな味わい。渋味も少なくて飲み口が重くなく、ほっと落ち着く感じ。
赤い果実のような香りと、ほどよい甘いスパイスの香りが溶け込んで豊かな香り。本格的なワイン感は少ないけれど、チャーミングな味わいが愉しめる。
もともと甘い味わいなので、はちみつなどを加えなくても簡単においしいホットワインができる。
【軽めの辛口赤ワイン】カルロ ロッシ カリフォルニア レッド
酸味や渋味といった赤ワインらしい要素がほどよく感じられて、ちょっと大人なホットワイン。飲み口は軽やかで飲みやすい。赤い果実や花のような香りと、甘いスパイスの香りが愉しめる。
酸味が気になる場合は、はちみつをさらに加えて調整すると良くなる。
【やや重めの辛口赤ワイン】サンタ バイ サンタ カロリーナ カベルネ・ソーヴィニヨン/シラー
このワインも、酸味や渋味といった赤ワインらしい要素がほどよく感じられて、ちょっと大人なホットワイン。飲み口はしっかりめで飲みごたえがある。赤い果実や緑の植物のような香りと、甘いスパイスの香りが愉しめる。
このワインはそのまま温めるとかなり渋味を感じてしまうので、少し水で薄めた方が良い。レシピの分量でも渋味が気になる場合は、もう少し水とはちみつを加えると良い。このワインに限らず、渋味が強めなワインはちょっとひと手間必要になりそう。
【甘口の白ワイン】赤玉 スイートワイン 白
【辛口の白ワイン】サンタ バイ サンタ カロリーナ ソーヴィニヨン・ブラン/シャルドネ
いろいろと試してみたのですが、今回試した白ワインではおいしく飲めるレシピが見つかりませんでした。
白ワインは温めると、どうしてもアルコールや酸味を刺激的に感じてしまう傾向がありました。また、冷やして飲むときには感じない苦味やエグミが出てきてしまいました。
第10回にも検証しましたが、白ワインはやっぱり低い温度で飲んだ方がよさそうです。