- 実験編「赤ワイン」
- 実験編「白ワイン」
ワインに氷??暑い夏におすすめのワイン!
2017年08月
今回は、キンキンに冷やしたり、氷を入れてもおいしく飲めるようにつくられたワインをご紹介します!
梅雨も明けて本格的な夏が到来しましたが、「暑い時期にワインはちょっと重くてしんどい。。」という人もいるのでは?キンキンに冷やして飲みたいところだけれど、渋味や酸味が目立ち過ぎてしまって、おいしく飲めないことが多いのも事実です。
(温度による違い赤ワイン編はこちら 温度による違い白ワイン編はこちら)
そこで暑い夏にもおすすめのワインで、「冷蔵庫でキンキンに冷やして楽しむ」飲み方と「氷を入れて楽しむ」飲み方を比較検証してみます。結果やいかに!?
- 目次
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- ▼ とりあえずティスティング!
- 【ワイン1】氷を入れて楽しめるスパークリングワイン
『フレシネ アイス キュベ エスペシアル』 - 【ワイン2】冷やしても楽しめるチリの白ワイン
『サンタ バイ サンタ カロリーナ クール ホワイト ブレンド』 - 【ワイン3】氷と楽しむカジュアルな白ワイン
『氷と楽しむ 酸化防止剤無添加のおいしいワイン。 濃い白』 - 【ワイン4】氷と楽しむカジュアルな赤ワイン
『氷と楽しむ 酸化防止剤無添加のおいしいワイン。 濃い赤』 - 【ワイン5】氷で楽しむ濃い目のサングリア(白)
『バルで飲んだサングリア グレフル&ピーチ』 - 【ワイン6】氷で楽しむ濃い目のサングリア(赤)
『バルで飲んだサングリア オレンジ&ベリー』
▼ とりあえずティスティング!
ワイン1.
氷を入れて楽しめるスパークリングワイン
『フレシネ アイス キュベ エスペシアル』
ワイン2.
冷やしても楽しめるチリの白ワイン
『サンタ バイ サンタ カロリーナ クール ホワイト ブレンド』
ワイン3.
氷と楽しむカジュアルな白ワイン
『氷と楽しむ 酸化防止剤無添加のおいしいワイン。 濃い白』
ワイン4.
氷と楽しむカジュアルな赤ワイン
『氷と楽しむ 酸化防止剤無添加のおいしいワイン。 濃い赤』
ワイン5.
氷で楽しむ濃い目のサングリア(白)
『バルで飲んだサングリア グレフル&ピーチ』
ワイン6.
氷で楽しむ濃い目のサングリア(赤)
『バルで飲んだサングリア オレンジ&ベリー』
使用したグラスは小ぶりのテイスティング用のグラスです。
4人のメンバーで、「(1)冷蔵庫で冷やしたもの」と、「(2)さらに氷を入れたもの」のそれぞれを試飲して味わいを評価、さらに味わいの要素を最高5点で数値化しました。
(ワインごとの説明部分では、(1)をストレート、(2)をロックとしています。)
氷は近所のコンビニに売っているロックアイスを使用しました。
【ワイン1】氷を入れて楽しめるスパークリングワイン
『フレシネ アイス キュベ エスペシアル』
【ストレートの味わい】
果実味たっぷりでコクがある味わい
熟した桃やトロピカルフルーツのようなボリューム感のある果実味が感じられて、リッチな印象。甘味や苦味、アルコール感がしっかりと感じられるので、飲み口はやや重めながら、泡が洗い流してくれる。
【ロックの味わい】
フレッシュさが心地よい、バランスよい味わい
果実味はやや控えめになるものの、しっかりめの甘味や苦味が抑えられて、より味わいのバランスがとれる印象。また、アルコール感は控えめになって、酸味はしっかり感じられるようになり、かなりフレッシュな印象。泡もキメ細やかに感じられて心地よい口当たり。
★★暑い日におすすめの飲み方★★
氷を入れてロックで楽しむのがオススメ。フレッシュ感いっぱいでかなりスムーズに飲める。氷が溶けてきてもあまり気にならない。
ちょっと涼しい日には、普通に冷やしてストレートでリッチな印象を楽しむのも良さそう。
【ワイン2】冷やしても楽しめるチリの白ワイン
『サンタ バイ サンタ カロリーナ クール ホワイト ブレンド』
【ストレートの味わい】
果実味豊かでほんのり甘い、チャーミングな味わい
フレッシュな桃のような果実味が感じられて、ほんのり甘さが感じられる。酸味や苦味が控えめなので、飲み口がスムーズでまろやか。
【ロックの味わい】
フレッシュで飲みやすい味わい
全体的に香りや味わいの要素が控えめになるものの、酸味がしっかりと、甘味が控えめに感じられるようになる。フレッシュ感が増してより飲みやすい味わいに。ただ、氷が溶けてくると、果実味が少し控えめになりすぎる感じもある。
★★暑い日におすすめの飲み方★★
ストレートでもロックでも、フレッシュで楽しめそう。ただし、ロックの場合は氷が溶けて薄まりすぎないように注意した方がよさそう。
【ワイン3】氷と楽しむカジュアルな白ワイン
『氷と楽しむ 酸化防止剤無添加のおいしいワイン。 濃い白』
【ストレートの味わい】
濃縮した甘味で、ジューシーな味わい
ぶどうジュースやハチミツのような香りで甘やかな味わい。シンプルな果実味で甘味が主体の味わい。
【ロックの味わい】
フレッシュで飲みやすい味わい
甘味の要素が控えめになって、酸味が感じられるようになるため、フレッシュ感が増してかなりスムーズな口当たりに。
★★暑い日におすすめの飲み方★★
氷を入れて楽しむためにつくられただけに、ロックがおすすめ。味わいのバランスがよくなって、フレッシュ感たっぷりな飲みやすい味わいに。
【ワイン4】氷と楽しむカジュアルな赤ワイン
『氷と楽しむ 酸化防止剤無添加のおいしいワイン。 濃い赤』
【ストレートの味わい】
素直な果実味で、ジューシーな味わい
ぶどうジュースのような甘やかな味わい。素直な果実味で甘味が主体の味わい。
【ロックの味わい】
フレッシュで飲みやすい味わい
全体的に香りや味わいの要素が控えめになるものの、酸味が少し感じられるようになって、甘味が控えめに感じられるようになる。ただ、渋味が強く感じられるようになるので、好みがわかれそう。
★★暑い日におすすめの飲み方★★
ストレートの方が素直な味わいが楽しめてよさそう。暑すぎる日にはロックだと渋味が少し重く感じる人もいるかも。氷を入れる場合は、炭酸水で割ったりすると良さそう。
【ワイン5】氷で楽しむ濃い目のサングリア(白)
『バルで飲んだサングリア グレフル&ピーチ』
【ストレートの味わい】
リッチな果実味で、ジューシーな味わい
桃のコンポートやグレープフルーツ果汁そのままの果実味が感じられる。ネクターのような濃厚な果実味と甘味が主体の味わいでリッチな印象。
【ロックの味わい】
フルーティでフレッシュ、飲みやすい味わい
全体的に香りや味わいの要素が控えめになるものの、濃厚だった果実味や甘味がほどよく感じられるので、かなり飲みやすくなる。酸味も少し感じられるようになってフレッシュな感じも。
★★暑い日におすすめの飲み方★★
ロックがおすすめ。果実味はしっかり感じられながら、フレッシュ感が増してかなり飲みやすい。
ちょっと涼しい日には、ストレートのリッチな味わいも楽しめそう。
【ワイン6】氷で楽しむ濃い目のサングリア(赤)
『バルで飲んだサングリア オレンジ&ベリー』
【ストレートの味わい】
濃縮した果実味で、ジューシーな味わい
熟したオレンジやラズベリーなどの果実味がそのままに感じられる。濃厚な果実味と甘味が主体の味わいでリッチな印象。
【ロックの味わい】
シンプルでフレッシュ、飲みやすい味わい
香りの要素が控えめになるものの、甘味や酸味、渋味がほどよく感じられるようになって、味わいのバランスが良くなったように感じる。味わいが締まったように感じられて飲みやすい。
★★暑い日におすすめの飲み方★★
ロックがおすすめ。飲みやすさが増しながらも、よりワイン感を感じられるサングリアに。
編集後記(やってみてわかったこと!!)
今回試したのは、冷やして飲むためにつくられたワインだけに、どれも冷蔵庫でキンキンに冷やしても氷を入れても、ほとんどネガティブな要素が出てくることなくおいしく飲めました。
夏本番のこれからの時期に是非試してみてください!
【氷を入れるときの注意点】
今回試した冷やして飲むためにつくられたワインでも、氷を入れてしばらく経つとちょっと薄く感じるワインもありました。氷を入れる場合も、事前に冷蔵庫でワインをしっかり冷やしておいて、コンビニなどに売っているちょっと大きめの氷を入れると薄まりにくくなります。
薄まるのが嫌な人は、少しこだわってみて飲む前にワインの1/3程度を製氷皿で凍らせておいて、その氷をワインに入れると良いでしょう。
【キンキンに冷やしたり、氷を入れて飲むのに向いているワインは?】
ほどほどの酸味があって、甘味はしっかりあって、あまり香りの要素が多くない、比較的手ごろなワインが向いていると思います。また氷を入れる場合は、氷が溶けることも考えて、少しアルコール度数が高めのものがよいと思います。
一方で、渋味や酸味、苦味がしっかりしたワインは避けた方がよいと思います。冷やすことでそういった味わいが強調されてしまって楽しめなくなります。また、高級で繊細なワインもやめた方がよいと思います。香りや味わいが複雑な分、冷やしすぎるとせっかくの香りが感じられなくなったり、味わいのバランスが崩れたりしてしまいます。
【他に夏におすすめの楽しみ方は?】
炭酸水やレモン果汁を入れると、さらに爽快になって真夏でも楽しめる味わいになると思います。
また、今回試したようなワインは、そのまま製氷皿などで凍らせたり、シャーベットにしても楽しめると思います。
【この次。】
前回パンと白ワインの相性を試しましたが、次回は赤ワインで試してみたいと思います。白ワインではバゲット以外はそんなに良い結果にはなりませんでしたが、赤ワインだとどんな結果になるのか??お楽しみに!