- 実験編「豆知識」
ワインの保冷グッズはどれくらい効果があるの??
2018年07月
今回は、ワインの温度上昇を防ぐための各種グッズを検証してみます!これまでの実験で、夏の気温では想像以上に速くワインの温度が上がってしまうことがわかりました。
そこで!今回はうまくワインの温度をキープできるものがないか、市販で売られている保冷グッズをいろいろ試してみたいと思います!
- 目次
▼ とりあえずいろいろ試してみた!
①保冷バック(伸縮性のあるネオプレン素材製)
メーカーにもよりますが、1,000円程度で購入できるものが多いようです。
②保冷バック(氷水を入れられるタイプ)
メーカーにもよりますが、5~600円程度で購入できるものが多いようです。
③ワインクーラー(真空2重構造)
【まとめ】
5℃から20℃に上がるまでの時間は150分。保冷グッズなしの2.5倍の時間はキープできる結果でした。
ちなみに、底に保冷剤や氷を入れた場合も試しましたが、あまり違いはありませんでした。底面だけの冷却では効果はなさそうです。
【温度変化以外のポイント】
これまでのグッズと比べて、見た目がスタイリッシュな印象で、そういった面でもおすすめです。
ただ、けっこう大きさがあってかさばって、持ち運びには不向きなので、アウトドアで使うのは手間かもしれません。
【おすすめのシーン】
家でお客さんを招いてワインを飲むような場合。ワインはどのタイプもおすすめ。
【価格の目安】
メーカーによって高価なものもありますが、手ごろなものでは~2,000円程度で購入できるものがあるようです。
④ワインクーラー(保冷剤内蔵の巻きつけるタイプ)
【まとめ】
5℃から20℃に上がるまでの時間は300分。また、75分は5℃以下をキープする結果でした。
【温度変化以外のポイント】
これだけを用意しておけば、長時間保冷できるので便利です。
使わない時は折りたたんでコンパクトにもできるので、持ち運びもしやすくて、アウトドアでも使いやすそうです。
ただ、少し見た目はいまいちかもしれません。また、事前に冷凍庫で6時間程度冷やしておく必要があるので、あらかじめ準備が必要です。
ワインに巻きつけたままにしておくと、赤ワインは特においしく楽しめない温度まで冷えてしまいますが、外したりつけたりするのは手間なので、赤ワインにはあまり向かないかもしれません。
【おすすめのシーン】
家やアウトドアで気軽にワインを飲むとき。ワインのタイプは、白やスパークリングワインがおすすめ。
【価格の目安】
メーカーにもよりますが、~2,000円程度で購入できるものが多いようです。
編集後記(やってみてわかったこと!!)
【気がついたこと】
今回試したグッズはどれもしっかり保冷できることがわかりました。グッズによって、温度変化を抑えるものと冷却するもので機能が違うので、ワインのタイプによって使いわけた方がよいと感じました。
・温度変化を抑えるもの:どのタイプもおすすめ
①保冷バック(伸縮性のあるネオプレン素材製)
③ワインクーラー(真空2重構造)
・冷却機能があるもの:白ワイン、スパークリングワイン
②保冷バック(氷水を入れられるタイプ)
④ワインクーラー(保冷剤内蔵の巻きつけるタイプ)
よく飲むワインのタイプやシーンを想像して、自分に合うものを何か持っておくと暑い夏もワインをおいしく楽しめると思います。
【この次】
夏も本番になってきて、飲食店やSNSの投稿などでワインを炭酸で割って飲んでいるのをよく見かけるようになりました。確かに暑い時期は炭酸のしゅわしゅわ感があったり、少しアルコールを抑えた方がおいしく感じそうですね。
そこで、次回はいろんなタイプのワインを炭酸で割ったり、果汁を加えたりして、暑い時期にもおいしく飲めるレシピを検証してみたいと思います。
乞うご期待!