- 実験編「豆知識」
ワインは真夏の屋外だとどれくらい温度が上がる??
2018年06月
暑い日が増えると、せっかく冷やしたワインでも、気温で温度が上がってしまうもの。前回は室温を想定した27℃で試してみましたが、外でBBQやアウトドアなどでワインを飲む人も見かけることが増えてきました。
そこで!今回は、30℃を超えるような真夏の屋外で、グラスに注がれたワインやワインボトルがどのくらい温度が変化するのかを検証したいと思います。
▼ とりあえずいろいろ試してみた!
赤ワイン
【まとめ】
●グラスに注いた状態
グラスに入った飲み頃温度の赤ワインは約6分
●ボトルに入った状態
ボトルに入った飲み頃温度のワインは約12分
で、あまりおいしく感じられなくなる20℃を超えました。
★結論
真夏の気温では、あっという間においしく感じない温度まで上がってしまいます。外でワインを飲むようなときは、赤ワインでもワインボトルを常にワインクーラーやクーラーボックス等で冷やしておいた方がよさそうです。
白ワイン
【まとめ】
●グラスに注いた状態
グラスに入った飲み頃温度の赤ワインは約3分
●ボトルに入った状態
ボトルに入った飲み頃温度のワインは約9分
で、あまりおいしく感じられなくなる15℃を超えました。
★結論
真夏の気温では、せっかく事前に冷やしておいても、あっという間に温度が上がってしまいます。
外でワインを飲むようなときは、白ワインはワインボトルを常にワインクーラーやクーラーボックス等で冷やしておいた方がよさそうです。
スパークリングワイン
【まとめ】
●グラスに注いた状態
グラスに入った飲み頃温度の赤ワインは約3分
●ボトルに入った状態
ボトルに入った飲み頃温度のワインは約9分
で、あまりおいしく感じられなくなる10℃を超えました。
★結論
真夏の気温では、キンキンに冷やしておいたスパークリングワインも、あっという間に温度が上がってしまいます。
外でワインを飲むようなときは、スパークリングワインはワインボトルを常にワインクーラーやクーラーボックス等で冷やしておいた方がよさそうです。
編集後記(やってみてわかったこと!!)
【気がついたこと】
予想通りな結果ではありますが、真夏の気温(33.5℃)では、せっかく事前に冷やしておいても、10分もかからずにおいしく感じられない温度になりました。
30℃を超えるような日に、BBQやアウトドアなど外でワインを飲むときは、基本的にクーラーボックスなどでキンキンに冷やしておいて、飲むときだけ出すような飲み方がいいと思います。
キンキンに冷えた温度では、渋味を強く、甘味を弱く感じるようになりますので、渋味が控えめな赤ワインや、甘味がある白ワインを選ぶと、楽しめると思います。
【夏は氷を入れて飲もう!】
グラスに注いだワインは、5分も経たずにおいしく感じない温度まで上がってしまう結果でしたが、氷を2、3個入れてあげると、10℃以下の温度を10分くらいキープすることができました。
また30℃を超えるような暑い日は、涼しい日よりもワインのアルコール感や渋味を重く感じる傾向があって、氷が少し溶けて薄まったほうがすっきりとおいしく感じられました。
手軽に冷えた温度で楽しめるのでおすすめです!
【この次】
前回、今回と、気温が高くなってきたときのワインの温度変化を検証しましたが、思った以上に早く温度が上がってしまうことがわかりました。
簡単においしく楽しめる温度をキープしたいところですが、、なかなか難しいですよね。
そこで次回は、ちまたに売られているワインを冷やすためのグッズをいろいろ試して、その手間や効果を検証してみたいと思います。乞うご期待!