Liqueur & Cocktail ホーム > Q&A > 自分でつくって楽しむとき
トロピカル・カクテルなどによく使われる、クラッシュド・アイスのことですね。
BARではアイス・クラッシャーを使い、短時間でたくさんのクラッシュド・アイスをつくっています。ご家庭にこのような器具がない場合でも、簡単につくる方法がありますのでご紹介します。製氷機でつくった氷をビニール袋に入れタオルを被せて、上からすりこ木のような棒でたたくだけでいいんです。
グラスいっぱいにクラッシュド・アイスを詰め、ウイスキーを注いでレモンを添えるシンプルなカクテルに、「ウイスキー・クラッシュ」があります。細かい氷がグラスにぎっしり詰まっていると、見るからにおいしそうですよね。ちょっと手をかけるだけで、いつものお酒がおしゃれなカクテルになりますので、ぜひ試してみてくださいね。
丸い氷で楽しむ一杯。格別ですよね。
オン・ザ・ロックス用の丸い氷は、四角い氷をアイスピックで削ってつくります。
大きい板氷を、まずは手のひらにのるくらいの立方体に小さくカットし、角をとるようにしながら削っていきます。このときアイスピックは短く持つほうが、安定します。
1つ削るのに、だいたい3〜5分ぐらいのようですが、ベテランのバーテンダーほど、短時間で削ることができるようです。
ご家庭でおつくりになるときに、アイスピックがなければ、刃のしっかりとした野菜の皮ををむく器具で代用ができます。市販されている氷の大き目のものを選び、角を取るように削ってください。
初めての方でも、練習をしていただければ、丸く削れるようになりますよ!ただし、怪我をしないようにくれぐれもご注意くださいね。
カクテルをおいしく楽しむには、氷にもこだわりたいですよね。簡単にポイントをご紹介します。
ひとつめは、すぐ溶けてカクテルが水っぽくならないように、硬い氷をつくることです。そのためには、氷をつくるブロックとブロックの間に隙間のある製氷皿で氷をつくり、さらにできた氷をきれいなビニール袋等につくり置きします。つくり置きすることで、氷中の空気が減り、より硬い氷ができあがります。
ふたつめは、良い水を使うことです。氷をつくる水質も大きくその味に影響します。水道水は、地域により水質にバラツキがあり、また、カルキ臭いこともありますので、ミネラル・ウォーターをつかうことがおすすめです。もちろん、浄水機を利用した水でもおいしい氷をつくることができます。
こだわりの氷でつくった、おいしいカクテルで素敵なひとときをどうぞ。
よく冷えたカクテルをつくるためには、氷をたっぷりめに入れ、リキュール類も冷やしてご使用いただくのがおすすめです。
スピリッツやリキュールを常温の水や、ソーダなどで割ると、グラスの中の温度が約3度あがると言われています。これを「希釈熱」といい、氷がとける要因のひとつです。
少しでも長い間冷たい状態でお召し上がりいただくには、最初によく冷やすことが大切です。グラスの中に直接おつくりになる場合には、氷をたっぷりめに入れ、材料を入れたらよく混ぜ、溶けた分の氷を足してください。見た目にも涼やかで、冷たいカクテルをお楽しみいただけます。
監修:サントリースクール