Liqueur & Cocktail ホーム > Q&A > BARに行くとき
スタンダードカクテルとして有名な「マティーニ」や「ホワイト・レディ」など、うっすらと霜のついたグラスに注がれた、きりっと冷えたカクテルの味わいは格別ですよね。
お酒は、ご自分のスタイルでゆっくりと楽しんでいただくのが一番よいので、必ずしも何口で飲む、何分以内に飲むなど明確な決まりはありません。
ただ、グラスに注がれた時がきりっと冷えて一番おいしい状態ですから、目安としてはグラスについていた霜が消えないうちに、ぬるくなってしまう前に飲みきるのがよいのではないでしょうか。
BAR でのひとときを楽しむには、やはり自分の好きなカクテルを選びますよね。同じカクテルを何度も頼むのは、格好の悪いことではありません。ですが、せっかく BARに行かれているのですから、いろいろなカクテルを試されてみるもの楽しいですよ。お好きなカクテルと同じベースのものを選べば、お好みと大きく外れてしまうことは少ないと思います。
何がベースかわからないという場合は、BARで直接、バーテンダーの方に相談するのがいいでしょう。「○○と同じベースで、甘口のカクテル」などと、味わいの特徴も合わせて頼まれると、きっとお好みにぴったりのカクテルが見つかるはずです。
※レシピの分量からベースのお酒を見つけることもできます。基本的には、分量の中で一番多く使われているものがベースになります。
チェイサー(chaser)とは「追手」という意味の英語で、強い酒をストレートで楽しむときに交互に飲む水のことです。
ウイスキーやジンなどストレートでたのむと一緒に出てきます。
口を洗ってくれるので、何口目でもお酒の味を新鮮な状態で味わえますし、また喉や胃壁も洗ってくれるので、アルコールの刺激がやわらぎ、結果として水割りと同じ濃度で楽しんだことになるんです。
お酒好きの方のなかには、チェイサーに水ではなく、ビールを飲む人もいるそうですよ。
カクテル名は、基本的な表記は間違いなくても、発音が違うという場合があります。たとえば、「DAIQUIRI」。日本語では「ダイキリ」と発音しますが、英語では「ダッカリー」と発音します。
もし発音の違いで通じない場合は、英語表記を覚えていたら紙に書いたり、使われている材料を伝えるのも良い方法です。たとえば、「カシス・オレンジ」だったら、カシスリキュールとオレンジジュースを使っていると説明ができれば、きっと、お好みのカクテルをお楽しみいただけると思います。
どうしても通じない場合には、そのBARのおすすめカクテルを聞いてしまうこともおすすめです。その土地の風土や気候ならではの、新しいカクテルに巡り会えるかもしれませんね。
そんなときには、このフレーズを覚えていくと便利ですよ。
○おすすめはありますか?
「What's your special?」または「What do you recommend?」
旅先で味わうカクテルはまた格別ですよね。次回はぜひ素敵な思い出を作ってください。
監修:サントリースクール