デコレーションのフルーツと同様、オリーブもカクテルの一部ですから召し上がっていただいて構いません。ギブソンに添えられているパールオニオンも同じです。
オリーブやオニオンを食べるタイミングは、「カクテルを飲みながら」もしくは「カクテルを飲み終わってから」などありますが、こちらはご自分のお好みでどうぞ。

「マイタイ」などのトロピカル・カクテルなどには、パイナップルやオレンジなどが大胆に飾られていますよね。このような場合、もちろん召し上がっていただいて、構いません。フルーツを食べ終わった後に残る皮や付属のカクテルピンは、グラスのそばに置くか、飲み終わった後であれば、グラスの中に戻しても良いでしょう。
カクテルに飾られているフルーツは、「デコレーション」あるいは「アクセサリー」といい、カクテルに色彩の変化を付けたり、香りを付け加えたりしてカクテルの持ち味を高めてくれます。同じ分量でつくられていても、デコレーションをつけるかつけないかで、カクテル名が変わることもありますから、ただの飾りではなく、実は、重要な役割を果たしているんです。また、「スロー・テキーラ」のようにカクテルによっては、きゅうりやセロリなどの野菜が、デコレーションになっているものもあります。初めて見る方は驚かれると思いますが、もちろん、こちらも召し上がっていただいて構いません。
ただ、フルーツも野菜もあくまでもカクテルの一部、食べることに真剣になりすぎないことが、BARでスマートに見えるコツです。