Liqueur & Cocktail ホーム > Q&A > BARに行くとき
フローズン・スタイルのカクテルによく添えてある、細くて短めのストローのことですね。これは「ステアリング・ストロー(Stiring Straw)」といって、主にフローズンなど、氷がとけると水っぽく分離しやすいカクテルをかき混ぜるためのストローです。これでカクテルを飲んでいけないわけではありませんが、すごく細いので、吸い込むのに力が入り、あんまりスマートには見えないと思います。ごく細いストローがついてきたら、「かき混ぜ」専門に使ったほうがよいでしょう。
一方、クラッシュド・アイスのカクテルについてくるのは「ドリンキング・ストロー(Drinking Straw)」といって、こちらはまさしくカクテルを飲むためのもの。クラッシュド・アイスのカクテルでは、グラスに口をつけて飲もうとすると細かい氷が邪魔になるので、このストローを使います。
ロング・ドリンクには、マドラーが添えられていることがありますよね。マドラーは本来、ステアしたり、カクテルの中の砂糖やフルーツをつぶすために使われるものですが、使用後はグラスから出して、コースターのそばに置いておけば、見た目にもスマートです。飲み終わった後であれば、グラスの中に戻しても良いでしょう。
使いやすくデザインも素敵なマドラーは、1本飾られているだけでカクテル全体の雰囲気もかえてくれます。まずはマドラーの添えられたカクテルのでき映えをゆっくり眺めてみるのも、バーの楽しみ方の1つではないでしょうか?
「フローズン・スタイル(シャーベット状)」のカクテルによく見られますね。一瞬、カップル向けなのかなと思ってしまいますが、そういうわけではありません。フローズン・スタイルのカクテルは、ストローの中に氷が詰りやすいので、2本目は言ってみればスペアとしてあるようなもの。2本一緒に使って飲みましょう。また、2本のほうが飲みながらグラスの中をかき混ぜやすいということもあります。
監修:サントリースクール