爽やか×爽やか。夏にピッタリの鉄板マリアージュ。
青森県の岩木山麓、りんご畑に囲まれた垣根栽培の区画から生まれる北国のソーヴィニヨン・ブラン。2015年ヴィンテージから3年連続で日本ワインコンクールの金賞を受賞している、日本を代表するソーヴィニヨン・ブランの一つです。華やかさと爽やかさが共存した魅力的な辛口です。
セルヴェル ド カヌと合わせると、ワインとチーズの双方が喜んでいるように感じる、イキイキとしたハーモニーが生まれました。ワインはフレッシュさに加えてふくらみが出て、さらにチーズの酸味と一体になって味わいが心地よく伸びていく印象です。ハーブの香りがまたワインの爽やかさを引き出してくれる感じで、お互いに良いところを引き出し合いながら、味わいの余韻に向かう素晴らしい組み合わせでした。「爽やか×爽やか」の夏にピッタリの鉄板のコンビです。
方向性の不一致。良いところが見いだせない残念なマリアージュ。
グルナッシュ・ブラン、ブールブーラン、クレーレット、ルーサンヌという南フランスの4つのぶどうをブレンド。南部ローヌらしい、おだやかでまろやかな酸味と、ゆったり&タップリとしたコクのある果実味が特長の豊かな味わいの辛口です。
セルヴェル ド カヌと合わせると、ワインのコクというか重さが強調される感じになりました。フロマージュ・フレの酸味や、フレッシュハーブの香りを、ワインのアルコール感や果実の厚みが覆い隠していく感じです。下に描いてある別の絵を、油絵具で塗りつぶしていくようなそんなシーンが頭に浮かんできてしまいました。ワインとチーズがかなり対極にある味わいで、しかもお互いにほぼ良いところを見せないという、非常に残念なマリアージュになってしまいました。
さっぱり&スッキリ。夏の赤をたのしむマリアージュ。
ヴェネト州を代表する赤ワインの一つ。「ロミオとジュリエット」の舞台となった古都ヴェローナの郊外で生まれる、フレッシュな果実味と滑らかな口当たりが魅力の赤ワインです。
セルヴェル ド カヌと合わせると、ワインのさっぱり感が強調される感じがありました。元々このヴァルポリチェッラは軽やかでフレッシュな果実味が主体のワインなのですが、ハーブの香りやチーズの酸味によって、それがさらにクッキリとしてくる感じです。ヴァルポリチェッラという産地が醸し出すほのかな植物っぽさも、チーズのハーブの風味といい感じでマッチします。味わいの構成から赤より白の方が合うかなと思っていましたが、なかなかどうして魅力的なマリアージュとなりました。トーストしたパンを添えると、なお良いかと思います。
夏のイメ―ジが次々と湧いてくる、とても楽しいマリアージュ。
人気のカルロ ロッシをベースに、オレンジの爽やかな風味をプラス。
アイススタイルでの飲用が一番おいしくなるよう、ほのかに甘く、最適な糖酸バランスをE&J ガロ社とサントリーのノウハウで実現した、氷と楽しむカルロロッシです。
セルヴェル ド カヌと合わせると、通常のワインとチーズを合わせた時とは少し異なる感じになりました。とてもカジュアルで気軽な印象で、オレンジのフレーバーがハーブの風味といい感じで絡んでいきます。イメージは夏のビーチ。降り注ぐ太陽光や、咲き乱れる南国の花、フレンドリーな人々。そしてその夕暮れといった感じで、合わせていて色々なイメージが湧いてくる、とても楽しいマリアージュとなりました。