セル・シュール・シェール
第50回 2019年02月
チーズの味わい
セル・シュール・シェールはフランス・ロワール地方のシェール川(ロワール川の支流)沿いでつくられる、山羊乳からのシェーヴルチーズで、ワインと同じく原産地呼称(AOP)制度で保護された伝統的な産地のチーズです。
セル・シュール・シェールの魅力は何と言っても山羊乳の中でも特にキメの細かいテクスチュアと、乳の甘味と酸味、塩味の見事なバランス感。個人的にはシェーヴルチーズの最高峰にあると思います。とてもエレガントで品格のある味わいのチーズですので、山羊乳が苦手な方、初めて山羊乳のチーズを試す方にもオススメです。周りが黒いのは良い熟成を助けるために、ポプラの木炭がまぶしてあるからで、皮ごと食べれます。皮に旨味がありますので、是非皮ごと。