カマンベール ド ノルマンディー
第35回 2017年11月
チーズの味わい
最も有名で人気のあるチーズの一つです。カマンベールと名前のつくチーズは世界中でつくられていますが、その元祖がこのカマンベール ド ノルマンディーです。
フランス北西部のノルマンディー地方にある、カマンベールという名前の小さな村がこのチーズの生まれ故郷で、チーズの名前もこの村から来ています。ブリーと並んで白カビタイプを代表するチーズです。
世界中でつくられているその他のカマンベールと比較すると、生産地域、熟成期間、製法などが厳しく規定されており、使われる乳も無殺菌と決められています。
第2回で取り上げた、明治さんの十勝カマンベールチーズとの最大の違いは、明治さんのチーズが食べ頃のタイミングで加熱殺菌を行い、いつ食べても同じ味わいをキープしているのに対して、カマンベール ド ノルマンディーは熟成によって日々味わいが変化していくところです。少しずつ食べて、自分好みの熟成状態を探してみて下さい。