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研究開発者からのメッセージ

「守り」「進化」を見極め、 
 お客様が飲みやすい味を
追求し続ける 

ソフトドリンク商品開発担当

Q1.

現在の担当している仕事は何ですか?

私はSBFジャパン商品開発部に所属し、主に国内向けのソフトドリンクの商品開発や新価値商品を提案しています。「GREEN DA・KA・RA」や「天然水スパークリングレモン」といった商品を担当し、お客様に「もう一度飲みたい」と思っていただけるよう、日々商品中味の価値を追求しています。

Q2.

今までのキャリアを教えてください。

入社当時は、サントリースピリッツ商品開発研究部で「こくしぼり」や「-196」などの缶チューハイの商品開発を経験しました。2018年に現部署に異動し、天然水ブランドの商品開発(天然水スパークリングシリーズやヨーグリーナなど)を担当。2023年からGREEN DA・KA・RAを担当しています。

Q3.

仕事をする上で大切にしていることはありますか?

お客様の求める味わいを徹底的に追求することです。入社当初、先輩と一緒に初めて担当した「ほろよい<蜜りんご>」の開発では、お客様が期待する味わいをいかに想像し、具現化するか、という課題に挑戦しました。お客様が、商品名から期待する「コクのある甘いりんご味」を実現するために、目指す味わいを考え抜き、妥協せずにより良い味わいを追求した経験は現在のソフトドリンクの開発でも活きていると思います。

Q4.

仕事で印象に残っていることを教えてください。

2023年に担当したGREEN DA・KA・RAのリニューアルです。2012年の発売以来、歴代の商品開発担当者が継続して、更なるバリューアップに繋がる設計を検討し続けていますが、お客様に支持されている要素は守りつつ、より喜んでいただける味わいにするにはどうすればよいか、「守り続ける部分」と「進化させる部分」との見極めが難しいと感じました。

お客様の手に取る瞬間の気分、飲用シーン、そしてお客様が何を求めているかを深く理解することが、重要だと感じています。GREEN DA・KA・RAはスポーツやお出かけ時に飲んでいただくことが多いため、私自身、汗をかいた状態や外出先で試作品を飲むことで実際のお客様の飲用シーンへの理解を深め、「進化させる部分」として、お客様が効率的に水分を吸収できるよう、汗で失われるミネラルの一種であるカリウムの配合量を調整しました。一方、味わいはもともとの特長である自然素材で作ったすっきり飲みやすい味わいを守ることにしました。結果、リニューアルを経て、特に夏場でのリピート購入率を伸ばすことができました。お客様自身も気づかないうちに、夏につい飲みたくなる「体感」を実現できたということが面白い発見でした。

Q5.

今後、サントリーで
実現したい夢は何ですか?

これからも、お客様の日々の生活を豊かにする商品開発を続けていきたいです。GREEN DA・KA・RAをはじめ、水分補給飲料に関するお客様理解や設計知識をさらに深め、「また飲みたいな」と思っていただける中味設計を追求していきます。

※2024年9月の内容となります。

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