研究開発者からのメッセージ
BOSSコーヒー商品開発担当
Q1.
私はSBFジャパン商品開発部に所属し、クラフトボスブラック、ラテといったBOSSのペットボトル製品の商品開発を担当しております。お客様にとって「最もおいしく、手に取りたくなるコーヒーとは何か」、「もっとクラフトボスを好きになってもらうには何が足りないか」を追求し、中長期的にクラフトボスをどう進化させるかを考えています。
Q2.
入社当時は2年間、木曽川工場(愛知県)でコーヒーなどの中味の調合に携わり、新商品の立ち上げ検討等の経験を積みました。2017年より現部署に異動し、缶コーヒー・ペットボトルコーヒー・チルドコーヒー・ココア・コーンスープなどの商品開発を担当しています。
Q3.
お客様を理解して、その期待に応えることです。消費者調査や、時にはお客様からいただくご指摘も含め、お客様の生の声を聞き、働く人の相棒であるBOSSに対し、「どのようなお客様が、どのような価値を感じ、商品を飲んでおられるのか」を考えることを大切にしています。その声の裏にある気持ちはなにか、お客様ご自身も気づかれていない要素はないか、と常にお客様視点での商品開発を意識しています。そして、お客様の期待に応え、さらには期待を超えた商品お届けするために、妥協なく果敢にチャレンジし続けることが大切だと考えています。
Q4.
2023年に缶コーヒーの担当として手掛けた新商品開発です。当時、縮小する缶コーヒー市場を盛り上げるために、新しい打ち手を考える必要がありました。特にペットボトルコーヒーが主流になっている若い世代の人に、缶コーヒーを手に取ってもらうためにはどのような商品価値が必要なのか、若い世代のお客様の生の声を聞き、通常の開発の倍以上の時間をかけて議論を重ねました。調査、議論を通じ、若い世代のお客様の多くが缶コーヒーを嗜好(しこう)品ではなく機能的に捉え、カフェインを摂取するために缶コーヒーを飲用していることが分かりました。そこから、おいしくカフェインを摂れる缶コーヒーを開発することになりました。カフェインを200mg配合しながら、飲みやすいコーヒーを実現するのは難しかったですが、数カ月で100回以上に及ぶ試作を繰り返す中で、コーヒー豆のブレンド、焙煎度、焙煎方法、乳・糖の配合を考え、細かく丁寧に香味を作りこむことで、お客様のインサイトに合う、今までにない商品(ボスカフェイン)を形にすることができました。
Q5.
コーヒーは豆の選定・ブレンド、焙煎、抽出など、様々なプロセスで成り立っており、プロセスの条件を変えると全く違う味わいを作りだせるとても奥深い商品だと思っています。コーヒーは多様なお客様に、様々な味わいや価値をお届けできるため、もっと多くのお客様に、「これが自分の求めているコーヒー!」と思ってもらえる商品を作り上げていきたいと思います。
※2024年9月の内容となります。
OTHER MEMBERS
開発
伊右衛門商品開発
ペットボトル緑茶を飲むなら「伊右衛門!」と言っていただける、圧倒的に美味しい味わいでお客様に感動と驚きをお届けしたい
開発
ビール商品開発
酵母のポテンシャルを引き出してつくった美味しいビールでお客様に幸せを届けたい
開発
スピリッツ商品開発
「あの時飲んだ、あれが美味しかった。」とお客様の記憶に残る商品を開発したい
開発
カジュアルワイン商品開発
日頃からワインを愉しみ、飲みたくなるような製品を提案していきたい
開発
BOSSコーヒー商品開発
もっと多くのお客様に、「これが自分の求めているコーヒー!」と思ってもらえる商品を作り上げたい
開発
ウイスキーブレンダー
世界中のお客様にサントリーのものづくり、ウイスキーづくりの魅力を体感してもらいたい
開発
ソフトドリンク商品開発
「守り」「進化」を見極め、お客様が飲みやすい味を追求し続ける
開発
サプリメント商品開発
お客様の悩みをリアルに想像し、一人ひとりの体や心の健康に向き合う伴走者に
研究
健康素材研究
驚いてもらうこと、楽しんでもらうことを夢見て研究に取り組んでいます
研究
植物の研究開発
青いバラの開発に象徴されるような、誰も成し遂げたことがないことにどんどん挑戦していきたい
研究
オープンイノベーション
「さすがサントリー」とオープンイノベーション活動そのものでも世間に“驚き”・“感動”を与えたい