実施レポート
心をつなぐキャッチボールプロジェクト in 球磨村(熊本県)
2021年11月16日(火)、5人のプロ野球OB選手を特別講師に招き、球磨村立一勝地小学校・体育館にて「心をつなぐキャッチボール プロジェクト」を開催しました。
令和2年7月豪雨の被害により校舎を使用できなくなってしまった渡小学校の児童は、被害が少なかった一勝地小学校の校庭に建てられた仮設校舎で学んでいました(2022年1月からは球磨中学校敷地内)。両校の全校児童126名が行儀良く整列して講師のみなさんを歓迎してくれました。
特別講師として、高橋由伸さん(巨人 OB)、西山秀二さん(広島・巨人 OB)、攝津正さん(ソフトバンク OB)、高橋雅裕さん(DeNA OB、初代楽天コーチ)、久保文雄さん(DeNA OB)が参加。子供たちに熱くご指導いただきました。
多くの先生方にも出席いただいてまずは開校式です。森佳寛教育長からの挨拶のあと、贈呈式に移ります。両校の5名が講師からゆうボールをとグリーン ダ・カ・ラを受け取りました。慣れない状況に少し恥ずかしそうにしながらも笑顔でしっかりと受け取ってくれました。
贈呈式のあとには全員で記念撮影です。全児童と先生方全員が参加してにこやかにパシャ♪ 全員が楽しそうに笑顔で声を上げながらの撮影となりました。
まずは全員でウォーミングアップを兼ねて正しい走り方を学びます。高橋さんが走り方の基本や速く走るためのコツなどを指南。腕をしっかり振ること、足を真っ直ぐ上げ強く蹴ること、姿勢などいくつかのポイントを指導していきます。
体が温まったところでいよいよキャッチボールに移ります。まずはキャッチボールのお手本を高橋さんと攝津さんでデモンストレーション。豪華なキャッチボールです!
続いて高橋さんがボールを遠くに投げるお手本を見せます。投げる角度や体の使い方を説明しながら体育館の天井近くまでボールを投げてくれました。
興奮冷めぬままに1〜4年生はボールに慣れるためのボール遊びをやっていきます。
頭上に高く上げたボールをキャッチする。強く床にバウンドさせたボールをキャッチする。ボールをキャッチするまでに手を叩くなど、苦戦しながらも笑顔で楽しんでいる様子がみえました。
最後は数人の代表児童が講師と全力でキャッチボールしました。思い切り、でもしっかりと相手の胸を目がけて取りやすいボールを投げられるようにがんばっていました。
5、6年生は少しレベルが上がります。ボール遊びでは2個のボールを同時にキャッチするなど難易度が上がりましたが楽しそうにチャレンジしていました。
高学年生ということもあり、ボール遊びの後には摂津さんから正しいボールの握り方や投げ方を教わりました。デモンストレーションは西山さんと高橋さんの内野コンビでのキャッチボールでした。投手も内野手も基本は同じです!
デモンストレーションが終わると講師のみなさんと実際にキャッチボールです。自分が投げたボールを講師に受けてもらい投げ返してもらいます。教えられたとおりにボールを握り足や腕を動かして投げてみます。
なかなかうまくいかなくても何度も何度もチャレンジ。相手のことを考えて取りやすいように胸に向かって投げます。最初はうまくできなかった子供たちもどんどん上手になっていきました。さすが子供の可能性はすごいです!
「キャッチボールはボールだけれども、言葉のキャッチボールや心のキャッチボールも大切です。いつも相手のことを考えて優しい気持ちでキャッチボールをしてください。」という講師の挨拶で教室は終了となりました。
最後はハイタッチで元気を送りました!とても明るく前向きで、笑顔で取り組んでいる姿に心を打たれました。