ピノ・ノワール
Pinot Noir
人を虜にする華やかで魅力的な香り
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栽培面積は世界10位(※2010年O.I.V.データ)の世界中で栽培されている国際品種の一つです。
国や地方ごとに色々な呼び名があります。例えばドイツではシュペート・ブルグンダー、イタリアではピノ・ネロ、オーストリアではブラウアー・ブルグンダーなど。
粒はそれ程小さくなく、比較的皮は薄め。ワインの色合いは明るめで、繊細な味わいと華やかで妖艶な香りのワインに仕上がります。 ぶどう品種としてのポテンシャルはとても高いのですが、皮が薄いために病気に弱く、栽培が難しい品種です。また、繊細な味わいと香りが特長のぶどうのため、ぶどうが一気に成熟する暑い産地ではその味わいの特長を失いやすく、現在のところ世界で成功している産地は少なめです。
色とりどりのベリーやチェリーを思わせる、小さくて柔らかな果実味と、バラの花などを連想させる(お花畑と言われる事も)華やかさ、スパイスや皮製品などのとても複雑で素晴らしい香りを持ちます。比較的タンニンは少なく、酸はしっかりめで、繊細な味わいのワインとなります。
フランスのブルゴーニュ地方原産です。非常に古いぶどうとされており、4世紀頃から栽培が行われていたという記録があります。現在世界で栽培されている多くの国際品種(シャルドネやシラー、ソーヴィニヨン・ブランなど)の祖先でもある事が判明しています。突然変異しやすいぶどうで、果皮の色が白に変異したピノ・ブランやピンクに変異したピノ・グリもワイン用の国際品種となっています。
原産地のフランス・ブルゴーニュ地方やドイツでは、畑ごとの味わいの差がしっかりと出た、繊細でエレガントな味わいのワインが生産されています。いわゆるニューワールドは暑い国が多いので、なかなか成功している国は少ないのですが、ニュージーランドやアメリカ・オレゴン州、同じくアメリカのカリフォルニア州、オーストラリアや南アフリカの冷涼なエリアなどでは、ブルゴーニュよりも果実の甘さが強く出た、しかし繊細な味わいのワインを生んでいます。シャンパーニュに代表される最高級のスパークリングワインの主要原料の一つでもあります。
ピノ・ノワールは幾つかの例外(シャンパーニュなど)を除いて、ピノ・ノワール100%でワインをつくる事が大前提です。単一品種でつくるために、土地による味わいの違いを明確に映し出す品種とされ、原産地であるブルゴーニュでは数メートル離れただけの畑から、異なる味わいのワインが生まれ、何倍もの価格差がつく事もあります。また繊細で軽めの味わいながら、驚くべき長期熟成能力があり、熟成する程に信じられないような妖艶な香りを放つようになります。繊細で気まぐれなぶどうなので、ソッポを向かれる事も多々あるのですが、たまに振り向いて微笑んでくれた時の魅力が凄くて、虜になってしまう、そんな罪作りなぶどうです。というわけで、このぶどうに関しては、何度か失敗した場合でもあきらめずにチャレンジしてみて下さい。
鴨肉、鶏肉など、鳥系のキメ細かくて繊細な肉質のお肉がおすすめです。
・重いのは嫌だけど、美味しいワインを飲みたいとき
・ロマンティックな時間を近しい人と過ごしたいとき
・何もかも忘れたいとき
ブシャール ペール
エ フィス ブルゴーニュピノ・ノワール ”ラ ヴィニェ”
ローラン・ペリエロゼ
サンタ カロリーナピノ・ノワール レセルヴァ
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