マルベック(コー)
Malbec(Côt)
”黒ワイン”と呼ばれた色調の濃さ
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栽培面積は世界21位(※2010年O.I.V.データ)。現在では全体の9割近くがアルゼンチンで栽培されています。
原産地であるフランス・南西地方のカオール地区では、コー(コット)やオーセロワとも呼ばれます。
しっかりとした濃い色素を持った外皮が特徴です。歴史的に「黒ワイン」と呼ばれた程、濃厚な色調のワインになります。
ブラックベリーやプルーンなどの濃い色の皮を持った果実を連想させる濃厚な果実味と、しっかりとした凝縮感を感じさせるタンニンや酸味が特徴の、力強くメリハリのある味わいのワインを生むぶどうです。アルゼンチンでは標高の高いエリアに畑がある事が多く、しっかりとした酸味を伴うのが特徴です。凝縮感はあるのですが。硬い味わいや、渋さが前に出る味わいになる事は少なく、肉厚でジューシーな果実味が感じられます。
フランス・南西地方のカオール地区が原産と言われています。「プルネラール」という地ぶどうと、「マドレーヌ・ノワール・デ・シャラント」の自然交配で生まれたとされています。「マドレーヌ・ノワール・デ・シャラント」はメルロの片親でもあるので、マルベックとメルロは実は片親違いの兄弟という事になります。
現在では、アルゼンチンが世界の栽培面積の90%近くを占めるマルベックの主要な産地となっています。それ以外の産地では、「黒ワイン」という言葉を産んだ原産地であるカオールを中心とするフランスの南西地方が重要な産地です。ロワール地方の中流域や、ボルドー地方でもブレンド用のぶどうとして、細々と栽培されています。
アンデス山脈を越えたチリでも、それなりの面積のマルベックが栽培されています。
鴨などジビエ向きのワインとして定評がありますが、牛肉大国であるアルゼンチン産のものは、やはり牛肉に良く合います。
・しっかりお肉をかみしめて味わいたいとき
・脂分や塩気の強いお料理に
カロ アルママルベック
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