カルメネール
Carmenère
チリで花開いた力強い味わい
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2010年度のO.I.V.データでは栽培面積は10,000ha強と、それほど栽培面積が多い方ではありません。原産地のフランス・ボルドー地方では現在は殆ど栽培されておらず、チリが栽培面積の殆どを占めています。
カルメネーレと呼ばれる事もあります。中国では、カベルネ・ジェルナッシュと呼ばれています。
粒の大きさは普通ですが、みっちりと色素の詰まった深い色の果皮を持ちます。カルメネールというぶどう品種の由来となった、「Carmin」は「深紅の」という意味で、そこから生まれるワインの色の濃さを示しています。ボルドー系品種の中では、最も晩熟のぶどうです。
ブラックベリーや暗い色の皮のプラムなどを連想させる、濃密な濃い色を持った果実味と、がっしりとした強い構造、力強いタンニンと酸を持つ、凝縮感のある味わいのワインを生むぶどうです。 大変晩熟のぶどうなので、完熟させずに仕込んでしまうと、未熟な青い香りが残りがちですが、きちんと熟したぶどうからつくられたものは、熟した厚みのある果実味と、(樽熟成によって)コーヒーやビターチョコレートなどの香ばしさを持つ、魅力的な香りを放ちます。
フランス・ボルドー地方原産です。カベルネ・フランとグロ・カベルネの自然交配で生まれた品種で、カベルネ・ソーヴィニヨンやメルロとは片親違いの兄弟になります。
現在ではチリがカルメネールの主要産地となっており、世界の栽培面積のほとんどを占めています。 原産地のボルドー地方にはほとんど残っておらず、ブレンド用として細々と栽培されている程度です。イタリアやアメリカのカリフォルニア州、アルゼンチンなどでもほんの少しだけ栽培がありますが、現在のところカルメネールはチリの特産品種と言っても良いでしょう。
チリにカルメネールが持ち込まれたのは19世紀の半ばの事ですが、長い間メルロだと勘違いされ、メルロと一緒に栽培されてきました。DNA鑑定によって、チリのメルロの一部がカルメネールだと判明したのはごく最近の1994年の事。チリでカルメネールのヴァラエタルワインが生まれたのはそれ以降になります。原産地のボルドー地方においては18世紀頃まで主要品種は現在のカベルネ・ソーヴィニヨンやメルロではなく、カルメネールであったと言われています。晩熟で収量が安定しないため、その後カベルネ・ソーヴィニヨンとメルロへの植え替えが進みました。
ぶどうの力強さに負けない、しっかりと噛む赤身の牛肉や羊肉が好相性です。
・しっかりお肉をかみしめて味わいたいとき
・シンプルな料理の素材をしっかりと味わいたいとき
ロス ヴァスコスクロマス カルメネール
グラン レセルバ
サンタ カロリーナカルメネール レセルヴァ
サンタ カロリーナエレンシア
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