カベルネ・フラン
Cabernet Franc
軽やかな味わいのカベルネ・ソーヴィニヨンの親
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栽培面積は世界17位。全世界で50,000ha強が栽培されています。フランスが約7割を占めますが、世界中で広く栽培されている国際品種です。
フランスのロワール地方ではブルトンやブーシェとも呼ばれます。
小さな粒のぶどうです。カベルネ・ソーヴィニヨンと非常に良く似ていますが、比較するとより早熟で、涼しいエリアでも完熟する事が出来ます。
カベルネ・ソーヴィニヨンと似ていますが、より軽やかな味わいになります。連想させるキーワードも、例えば果実であればカベルネ・ソーヴィニヨンがカシスなのに対してフランはブルーベリー、お花であればカベルネ・ソーヴィニヨンがバラに対してフランはスミレなど。色は薄め、全体的に軽めの言葉が浮かびます。より清涼感も強く出る事が多く、寒い年のワインなどはピーマンや獅子唐などの野菜を思わせる香りが出る事もあります。軽やかな酸味や、フワリと浮くような軽やかなボディなど、強さよりもエレガントさを感じさせる味わいになる事が多いです。
長い間、フランスのボルドー地方が原産とされてきましたが、近年の色々な研究の結果、現在ではカベルネ・フランのルーツはスペインのバスク地方にあると考えられています。 古いぶどうで、カベルネ・ソーヴィニヨンやメルロ、カルメネールなど、ボルドー品種たちの親となりました。
元々の主要産地であるフランス・ボルドー地方では主に補助品種としてブレンド用に栽培されており、主役になる事はあまりありません。右岸エリアではメルロとブレンドされて骨格をつくる役割を持ち、左岸エリアではブレンドの素材として10%程度の割合で栽培されている事が多いようです。カベルネ・フランが主役になるのは同じフランスでもロワール地方。ボルドーよりも北の産地で冷涼になるため、ここではカベルネ・フラン100%もしくはカルベネ・フランがほとんどを占めるワインが生産されています。 その他の国々でも、補助品種として広く栽培されています。
カベルネ・ソーヴィニヨンに似た味わいですが、より軽やかなため、近年の食の嗜好のライト化にフィットしたぶどうとして、再評価を受けています。劇的に人気が出ているというわけではありませんが、静かにジワジワと世界中で栽培面積を増やしています。
牛肉や仔羊肉など、しっかりと噛む赤身肉と好相性です。調理法はローストやステーキなど、焼きがオススメです。
・昼食時や軽めの夕食のメインワインとして
・暑い時期の赤ワインに
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