より華やかになり、味わいに厚みを増すマリアージュ。
エル グリルは名前の通り、「焼きもの」に合うをコンセプトに開発されたワイン。アンデス山麓の標高の高い畑で育てられたトロンテスは華やかな香りと引き締まった酸があって、とてもイキイキとした味わいです。
元々マスカットや白桃といったやわらかな果実感が特長のワインですが、チーズと合わせる事で、メロンを感じさせるリッチな華やかさが出てきました。酸も乳脂肪に包まれてまろやかになり、味わいに厚みが出てくる感じで、チーズディップとの相性は抜群です。ただ、クラッカーはあまり味わいに影響を与えていない感じでした。
サントリー 登美の丘ワイナリー
メルロ&カベルネ・ソーヴィニヨン ロゼ 2014
※終売しました
メリハリのある果実味と心地よい香ばしさ。ピッタリのマリアージュ。
登美の丘の最高峰「登美」に使われるぶどうを使ってつくられた辛口ロゼワイン。美しいピンク色で、ハリのある味わいを持つ食事にピッタリのロゼです。
チーズと合わせてみると、ワインの味わいのメリハリが強調される感じになりました。果実感はよりフレッシュに、酸味はよりイキイキと動きのある感じに変化しました。そしてワインの樽発酵由来の香ばしさと、クラッカーの香ばしさが相乗効果を生む感じで、中盤から後半にかけて味わいがグンとふくらんできました。チーズはワインの果実味を強調しながらも、素直な乳の旨味を出してきて、とても美味しいマリアージュだと思いました。
甘くて香ばしい、リラックスするマリアージュ。
人気の”サンタ バイ サンタ カロリーナ”の新製品。カルメネールとプティ・ヴェルドという力強さと凝縮感のある2つの品種を50%ずつブレンドした、しっかりとした飲み応えのある赤ワインです。
元々このワインにはコーヒーを思わせる香りや味わいがありますが、チーズとクラッカーの味わいがこれに加わる事で、カプチーノを飲んで、クッキーを食べているかのような味わいが出てきました。甘くて香ばしい、不思議とリラックスする香りと味わいです。チーズもクラッカーもワインもきちんと味わいが出てきて、それぞれが反応して全体の味わいのコクを増していく感じでした。これもまたいい組み合わせだと思います。
ワインの味わいに落ち着きとまろやかさが増すマリアージュ。
南フランスのよく熟した有機ぶどうを使ってつくられたオーガニックワイン。力強さよりも、やわらかさや優しさを感じる味わいです。
チーズと合わせるとワインの味わいに落ち着きとまろやかさが増す感じがしました。元々が優しい果実味を感じるワインなのですが、口の中でその味わいが広がるのをチーズとクラッカーが助けてくれている感じです。ただ、残念な事に新しく魅力的な味わいが生まれてくるというわけではなく、どちらかというとチーズとクラッカーが全面的に引き立て役になっている印象でした。他のワインとの反応が良かったので、辛い評価になりましたが、この組み合わせでも悪い部分は全くなく、十分に美味しく感じます。