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京都郊外・山崎にあるサントリーのモルト・ウイスキー蒸溜所。1923年に着工した日本初の蒸溜所で、これも日本初の本格ウイスキー「サントリー・ウイスキー白札」がここでつくられた。最良の水が得られること、熟成に好適な気象条件であること、交通の至便さなどから、サントリーの創始者、鳥井信治郎によってこの地が選ばれた。「白札」発売以来、山崎の地で生まれ育った銘酒の数々は、そのまま日本のウイスキーの歴史となって続いている。
1956年4月、サントリーの前身「寿屋」から刊行されたPR誌。時はトリス・ウイスキーのブームのさなか、宣伝色をあまり出さない洒脱な内容で、多くのウイスキーファンに愛読され、洋酒文化の大衆化に大きな力となった。
編集刊行には、開高健、山口瞳、柳原良平らがあたっていた。創刊当初は2万部ぐらいの発行部数であったが、最盛期には20万部近くまで伸びたといわれている。その流れを引き継いだPR誌が、「サントリークォータリー」(2009年4月に休刊)。
編集刊行には、開高健、山口瞳、柳原良平らがあたっていた。創刊当初は2万部ぐらいの発行部数であったが、最盛期には20万部近くまで伸びたといわれている。その流れを引き継いだPR誌が、「サントリークォータリー」(2009年4月に休刊)。
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