ウイスキー用語辞典
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目次
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あ
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か
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さ
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た
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な
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は
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ま
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や
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さ、し
残響の長い【Lingering】
去り難いかのように、香り、味わいがいつまでも消えずにいること。
ジアスターゼ【Diastase】
デンプン分解酵素。穀物を糖化、発酵させる際に重要な働きをする。
シェリー香【Sherrish】
シェリー樽由来の甘く豊かな香り。
シェリー樽【Sherry butt】
スペインのヘレス特産酒精強化ワイン、シェリーの熟成に使った樽。その空き樽にはシェリー酒がしみ込んでいて、ウイスキーに甘く華やかな香気を与える。
シナピルアルデヒド【Sinapylaldehyde】
ヴァニリンと同じリグニンの分解物のひとつで、熟成香を形成する成分。
締め輪【Hoop】
樽の胴を束ねる鉄製のタガ。樽職人は釘も接着剤も使わず、この締め輪だけで10年、20年もウイスキーを密閉する貯蔵樽をつくる。
熟成 【Maturation】
樽の中でウイスキーが香り、味をまろやかで豊かなものに変えていくこと。
酒齢【Age】
モルトウイスキーやグレーンウイスキーを樽で寝かせた期間。ブレンデッド・ウイスキーなどでラベルに表示する酒齢は、用いられたウイスキー原酒のうち最も若いウイスキーの熟成期間でなければならない。<バランタイン17年>の場合、最も若い原酒(通常はグレーンウイスキー)の熟成期間が17年以上ということになる。原酒の平均熟成期間は通常、表示されている年数より長い。
醸造【Brewing】
酒を発酵させること。醸(かも)すこと。単純化すれば、大麦の醸造酒はビール、ブドウの醸造酒がワイン。ビールを蒸溜するとウイスキー、ワインを蒸溜するとブランデーができると考えてよい。
発酵
参照。
蒸溜【Distill】
醸造酒を加熱、気化して、さらに高濃度のアルコール成分を得ること。
蒸溜所【Distillery】
ウイスキーの蒸溜工場。蒸溜機だけでなく原料穀物の糖化槽、発酵槽をもち、蒸溜液を貯蔵庫で熟成させる。仕込み用の良質な水が豊富に得られ、熟成に適した自然環境にあることが立地の条件。
ショット・グラス【Shot glass】
ウイスキー1オンス(約30ミリリットル)をワン・ショットというが、これをニート(生)で味わうための小ぶりのグラス。ストレート・グラスともウイスキー・グラスともいい、シングル(30ミリリットル)、ダブル(60ミリリットル)の2種がある。。
シングルグレーン・ウイスキー【Single grain whisky】
単一蒸溜所生まれのグレーンウイスキー。トウモロコシや小麦などから連続蒸溜してつくる。
シングルモルト・ウイスキー【Single malt whisky】
他の蒸溜所のものと混ぜていない、単一蒸溜所生まれのモルトウイスキー。
す〜そ
スコッチ・ウイスキー【Scotch whisky】
英国の北部に位置するスコットランドでつくられたウイスキー。ピート乾燥した麦芽を原料としてポットスチルで蒸溜したモルトウイスキーと、トウモロコシ、小麦を麦芽で糖化させ、パテント・スチルで連続蒸溜したグレーンウイスキーがあり、一般的にはその両者をブレンドする。
スパイシー【Spicy】
香辛料を想わせる爽やかな香味。
スピリット・スチル【Spirit still】
モルトウイスキーの蒸溜に使われるポットスチルのうち2番目の、より小さなスチル。再溜釜。
スピリット・セーフ【Spirit safe】
ポットスチル製法によって得られたアルコール濃度を測定し、検査するための“窓”付き密閉容器。検度器。
スペイサイド【Speyside】
ハイランドのスペイ川流域。大麦産地に近く、ピートと水に恵まれたウイスキーづくりの最適地で、18世紀には密造蒸溜所が密集していた。現在もスコットランドのモルトウイスキー蒸溜所の半分近くがこの地区にある。
スマッグラー【Smuggler】
密輸入業者。18世紀から19世紀初頭のハイランドは密造が横行し、スマッグラーが都会へ安いウイスキーを持ち込んだ。
スモーキー【Smoky】
スモーキネス【Smokiness】麦芽を乾燥させるときに焚くピート(草炭、ヒースが炭化したもの)に由来する香り。燻香。心地よいスモーキーフレーバーをピーティーPeatyともいい、いがらっぽいものをハーシュHarshともいう。スモーキーフレーバーはモルトウイスキーに特有の香り。
精溜塔【Rectifier】
グレーンウイスキーのパテント・スチル製法における2番目の蒸溜塔。モロミ塔 Analyserから送られてきた蒸気を凝縮し、純度の高いアルコールを取り出す。