ウイスキー用語辞典
|
目次
|
あ
|
か
|
さ
|
た
|
な
|
は
|
ま
|
や
|
か、き
海藻の香り【Seaweed】
ヨード臭、潮の匂い、磯の香りを想わせる海藻由来の香り。
鏡【Head, End】
樽の両側の蓋板。オーク板を木釘でつないで円形に成型し、胴のふちにはめ込む。
果実香【Fruity】
フルーティー
参照。
カナディアン・ウイスキー【Canadian whisky】
ライ麦を主原料に連続蒸溜したフレーバード・ウイスキーと高純度のベース・ウイスキーをブレンドして貯蔵。ライトでマイルドな風味が特徴。
辛み【Dryness】
ピート由来のスモーキーな香味、樽由来のタンニンなどによる、辛口の味わい。
ガロン【Gallon】
液量単位で4quarts、4.546リットル。穀量は1/8 bushel。
側板(がわいた)【Stave】
樽の胴を構成する板。成型後、締め輪 Hoopだけで束ね、鏡の縁をはめ込むアリ溝を内側につける。
木香(きが)【Woodiness】
ウッディネス
参照。
木の実の香り【Nutty】
くるみ、アーモンドなどの木の実を焙ったような油っぽい匂い。
キャンベルタウン【Campbeltown】
スコットランド西南キンタイア半島突端の町。ハイランドとアイラの中間の個性的なモルトウイスキーの産地。
凝縮【Condensation】
蒸溜で気化したアルコール蒸気を冷やして、液化(縮合)すること。
キルン【Kiln】
麦芽乾燥塔。発芽したグリーン・モルト(大麦麦芽)を乾燥させる施設で、炉と焙燥床の二層からなり、煙の排出口がパゴダ状の塔をなし、蒸溜所のシンボルとされる。ここで焚くピートの煙が麦芽にしみて、スコッチ・ウイスキー特有のスモーキーフレーバーとなる。
く〜こ
クエイク【Quaich】
両側に把手をもち、ケルト風の模様の装飾が施された、スコットランド伝統の酒杯。古くは木製、近世に入ってからは金、銀、ピューター製のものがつくられた。
クオーター【Quarter】
バットの1/4、容量127リットルの樽。
グリスト【Grist】
糖化にそなえて、挽き砕いた麦芽。粉砕麦芽。
クリーミー【Creamy】
生クリームのような甘くて、なめらかな香り。
クリーン【Clean】
香り、味が澄みきって雑味のないこと。
グリーン・モルト【Green malt】
ピート乾燥する前の発芽大麦。
モルティング
参照。
堅固【Firm】
しっかりとした端正な香味。
検度器【Spirit safe】
スピリット・セーフ
参照。
高級アルコール【Higher or Fusel alcohols】
上質な石鹸やチーズを想わせる高級脂肪酸などの芳香成分。香りの豊かさに貢献する。
高低差【Altitude】
貯蔵庫の最上段と最下段では気温・湿度・気圧などが微妙に異なるため、熟成の仕方が変ってくる。その現象をいう。
酵母【Yeast】
単細胞の菌類で繁殖力、発酵力が強く、糖分を分解してアルコールと二酸化炭素に変える。このとき香味成分もつくられる。醸造、パン製造に欠かせない。
コニフェリルアルデヒド【Coniferylaldehyde】
ヴァニリンと同じリグニンの分解物のひとつで、熟成香を形成する成分。
コフィー・スチル【Coffey still】
1831年、イオニアス・コフィーが改良した連続式蒸溜機。
コンデンサー【Condenser】
冷却器。蒸溜機からウォームに導かれたアルコール蒸気を流水で冷やして、凝縮、液化する。