ソーヴィニヨン・ブラン
Sauvignon Blanc
フレッシュな柑橘とハーブのアロマの爽やか系
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栽培面積世界8位(※2010年O.I.V.データ)。白ぶどうとしては、アイレン、シャルドネに次ぐ栽培面積を誇ります。1990年から2010年の20年間で約2.5倍に栽培面積が広がりました。
フランスの中央部ではブラン・フュメ。アメリカのカリフォルニア州ではフュメ・ブランと呼ばれます。ドイツやオーストリアではムスカット・シルヴァーナーと呼ばれる事もあります。
ソーヴィニヨン・ブランの語源はフランス語の「ソヴァージュ(野生的な)」から来たと言われ、早熟で樹勢の強いぶどうです。小さめの房と小さな実が特徴です。フレッシュな酸が命のぶどうなので、基本的に冷涼な産地で活きるタイプです。
イキイキとしたフレッシュな酸味と、弾けるような鮮やかな果実味の、「爽やか」という言葉がピッタリの味わいを生むぶどうです。
フランス・ボルドー地方原産とされてきましたが、近年のDNA解析の結果、ソーヴィニヨン・ブランの片親がサヴァニャン(フランス北東部のぶどう)という事がわかり、ロワール上流部が出身地であるという説が有力になっています。サヴァニャンはピノ・ノワールの子供である事も判明しているため、ソーヴィニヨン・ブランはピノ・ノワールの孫にあたる事になります。またソーヴィニヨン・ブランとカベルネ・フランの自然交配から、最も有名な黒ぶどうであるカベルネ・ソーヴィニヨンが生まれています(つまりカベルネ・ソーヴィニヨンはピノ・ノワールのひ孫にあたります)。
世界中で広く栽培されていますが、原産地以外の国のワインが代表的になっているという、珍しいぶどうです。現在、もっともソーヴィニヨン・ブランというぶどう品種の特徴をあらわしていると言われているのが、ニュージーランドのマールボロ地区のワインで、弾けるような鮮やかな果実味が特徴です。近年はチリやオーストラリア、南アフリカのソーヴィニヨン・ブランも高い評価を得るようになっています。原産地とされるフランスのロワール地方では上流部でサンセールやプーイィ・フュメと言った、素晴らしいワインが生産されていますが、こちらはより土地の風土をあらわしたスモーキーでミネラリーな味わいが特徴になります。もう一つの主産地がフランスのボルドー地方で、ここではセミヨンとブレンドされ、セミヨンに香りと酸味を与える役割を担っています。またボルドーでは貴腐のついたぶどうから甘口ワインも生産されます。その他の産地としては、北イタリアや中欧圏でも質の高いソーヴィニヨン・ブランが生産されています。
ソーヴィニヨン・ブランの香りはよく「青草の香り」と言われますが、これは特に未熟なぶどうからのワインに現れやすい香りです。現在は栽培技術の向上により、以前はよく見られた、青い香りが極端に強く出たワインは減少傾向にあります。 近年、突然変異で果皮の色がピンク色になったソーヴィニヨン・グリ(もしくはソーヴィニヨン・ロゼ)が厚みとコクをワインに与えるという事で注目されています。
軽めの白身魚やサーモン、緑の野菜類と好相性です。お料理にハーブやレモンを使うと、より相性が良くなります。
・昼食や軽めの食事に
・暑い時期で爽やかにいきたいとき
・ハーブを使ったお料理に
メゾン カステル
トゥーレーヌ
バロン ド レスタックボルドー(白)
サンタ カロリーナソーヴィニョン・ブラン
レセルヴァ
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