サフィニアシリーズの育て方
基本的な情報
ナス科ペチュニア属
植え付け株数目安 | ●サフィニアシリーズ 丸鉢プランター:1~3株/30cm(サフィニアブーケ 2~3株)、横長プランター:2~3株/65cm、花壇:4~6株/1㎡(サフィニアプチ9〜10株) ●サフィニアブーケ、サフィニアパルフェ 丸鉢プランター:2~3株/30cm、他上記と同じ ●サフィニアプチ 花壇:9~10株/1㎡、他上記と同じ |
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置き場所 | 半日以上、直射日光の当たる屋外 |
水やり | 土の表面が乾いたら、鉢底から流れ出るまでたっぷりと |
肥料 | 置肥、液肥を適宜 |
摘芯 | 必要(サフィニアブーケ・サフィニアプチを除く) |
切り戻し | 必要 |
夏越し | 可能 |
冬越し | 難しい(1年草扱い) |
苗の植え付け
- 植え付け株数目安を参考にプランターと土を用意して植え付けましょう。
- 草花用培養土などの新しい土を使用しましょう。
摘芯(ピンチ)
- 植え付けから2~3週間は「摘芯」を2~3度繰り返しましょう。芽数が増え、ボリュームのある株に仕上がります。
- 鉢の外に間延びしてきた枝を、鉢の内周りに沿って刈り込むのが目安ですが、株がまだ小さい場合や葉が込み入っていない場合は、先端を摘むだけで構いません。
- サフィニアブーケ・サフィニアプチは摘芯不要です。
肥料(追肥)
- 植え付け時に土に含まれていた肥料は、徐々に効き目がなくなっていきます。花をたくさん咲かせるために、追肥として肥料を定期的に与えます。草花用の肥料をご用意ください。
【追肥の仕方】
- 植え付けの約1ヶ月後から定期的に「置肥」をしましょう。(1ヶ月に1回が目安。)1ヶ月ほど経つと、置肥のかたまりが土にまだ残っていても効果はなくなっています。
- 「液肥」を併用すると開花のパフォーマンスが高まります。液肥は植え付けの約2~3週間後から使用すると良いでしょう。
お手持ちの肥料に記載されている肥料の使用方法、濃度、頻度を参考にしてください。
元肥が含まれていない土の場合は、植え付け時に土に元肥を混ぜ込んでおきましょう。
花が咲いてきたら
- 咲き終わった花はマメに摘み取りましょう。花びらだけではなく、花茎ごと切り取ります。
- 花をたくさん咲かせ続けるには肥料が大切です。引き続き追肥も忘れずに。
満開を過ぎて花が少なくなってきたら
- 枝先にしか花がつかず株元の花が少なくなったり、全体的に花数が減ってきたら、株に緑の葉が残っているうちに切り戻しを行いましょう。切り戻しをすれば、また満開の花を楽しめます。その後、再び花が少なくなってきたら同様に切り戻しをしましょう。
- 丈夫なサフィニアも蒸れには強くないため、梅雨に入る前または梅雨時に切り戻しをすると、蒸れを防ぎ梅雨を乗り越えることができます。
- 関東以西の温暖地域では、最後の切り戻しは遅くとも8月中が目安です。そうすると10月頃にもう一度、花を楽しむことができるでしょう。
切り戻しの例
満開を過ぎたら
大胆に切り戻し
切り戻し後10日
秋になったら
- 切り戻しをすると秋まで花を楽しむことができます。
- 基本的には1年草扱いです。暖かい地域では冬越しできることもあり、翌年に花を咲かせる場合もあります。
その他
- サフィニアは従来のペチュニアに比べて雨には強いですが、枝が豊かに横に伸びるため、梅雨時や台風などの激しい雨風はなるべく避けてください。
- サフィニアの場合、エカキムシやアブラムシ、オンシツコナジラミなどにご注意ください。適正な園芸薬剤で予防と防除しましょう。
サフィニアのよくある質問
- サフィニアは一年草ですか?また、冬越しはできますか?
- サフィニアは基本的には一年草ですが、お住まいの地域や、その年の気象条件、夏越しの状態によっては冬越しができることもあります。
ただし冬越しできても、前年同様にきれいに花を咲かせてくれるとは限りません。
- 「サフィニアアート」の模様が綺麗に出ません。(ももいろハートなど)
- サフィニアアートの本来の模様を出すためには、
- 直射日光によく当てて光合成を促進させる
- 肥料として市販の液体肥料500倍希釈を1週間に1~2回与える
- 適切な水やりで根の伸長を活発にさせる
また、咲き始めの頃の寒い時期や、夏などの暑い時期は、模様が変化することがあります。
- 葉に白い粉のようなものが発生しています。どのようにすればよいですか?
- うどんこ病の可能性があります。薬剤の散布をしてください。