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ガーデニングQ&A/花ごとのご質問
サフィニア
- 枝の先にしか花がつかず、株元が寂しくなってしまいます。
- 植え込み初期の段階で摘心(ピンチ)と同時に、株元の大きな葉を少し間引いて風通しをよくしてあげる、施肥をきちんと行う、水やりの際に上からザーザーとやるのではなく優しく株元に与える、日当たりの良い場所で管理する、など基本的な日常管理はいかがでしょう?
また、満開を過ぎて花が少なくなってきた時に、葉が株元にあるうちに大胆な切り戻しを行い、元肥を施してあげると、枝先にしか花がつかないといった状況をある程度は防ぐことができます。
- パープルミニの花が青くなっています。
- 肥料不足で低温にあうと、青が強く出る時があります。また、花の咲き終わりにはやや青くなる場合があります。
定期的な施肥をきちんと行い、また花がらはがくの下の花茎部分から切り取ってください。
サフィニアブーケ
- サフィニアブーケの上部に花芽がつかず、横にばかり花が咲きます。
ブーケのように仕上がりません。
- 日当たりはいかがでしょうか?
サフィニアブーケは、植え付け時の摘芯(ピンチ)を行わなくても、根元からどんどん分枝してキュッと締まった草姿を保ちます。しかし、雨の日が続き日照条件が悪くなると、花つきに支障が出ることがあります。
そんな時は、一度横に伸びた茎の上部を軽く刈り込んでいただき、様子をみてください。ただし、各茎に必ず2~3枚に葉を残してあげてください。
- サフィニアブーケの花に斑点がついてしまいました。
- 細菌性の斑点病の一種と思われます。
雨の多いとき、水はけの悪い粘土質の土壌や、株の風通しが悪く湿気がこもってしまうと発生します。茎、葉先、根など葉脈に沿って不定形の斑点を発症します。
発症している花は摘んで、殺菌剤を施してください。また、葉を摘むなど株元の風通しを良くし、土はこれまでより乾燥気味にしてあげてください。
タピアン
- 従来のバーベナ(テネラ種)との違いはどんなところですか?
- うどんこ病耐性に優れ梅雨期を乗り切る強さと、節々から根を出して地面に張りつき生長するほふく性の強さが全く違います。
鉢植えではふんわりと揺れるように咲くため、その優しい色調と合わせて、寄せ植えなどにも最適です。
また、関東以西の温暖な地域では越冬が十分可能です。
- 芝生の中にタピアンを植えたいのですが、芝生とどちらが強いのですか?
- タピアンは非常にほふく性が強いので、芝生を覆っていくこともあります。
露地植えの場合は除草をしたり、花の盛りが過ぎた後の刈り込みをしておくと、次の盛期がより華やかになります。
ミリオンベル
- ミリオンベルはより育てやすいのでしょうか?
- ミリオンベルは、従来とは異なる原種からの開発によってサントリーが始めて園芸化した小輪多花性のカリブラコアの新品種です。
従来、摘芯(ピンチ)や切り戻しのタイミングなど他の花に比べて若干育てるのが難しいところがありました。これに改良を加えて登場したのがミリオンベルです。
色も赤系・ピンク系・黄色系・オレンジ系・青系と幅広くなり、他にはないオリジナリティあふれるラインアップとなっています。
- ミリオンベルの名前のとおり、千もの花を咲かせるのですか?
- 日当たりの良い場所で管理し、肥料をきちんとあげれば、文字どおり1株の最大花数が千になることもあります。
ミンティア
- 葉っぱを食べたりハーブティーとして楽しめますか?
- 害虫予防の薬剤などが植物体に蓄積されている場合もあり、直接に口に入れることはおすすめできません。
ミンティアの葉を皮膚に当てて反応を見る検査結果では、肌が赤く腫れたり、かぶれたりの毒性は認められませんが、葉を料理に使用したり、お茶にしたりして直接に口に入れることはおすすめできません。
- 夏場の管理はどうしたらよいですか?
- 水を切らさないようにして、出来るだけ日に当ててください。
切り戻しは不要です。水切れさせたり、強い切り戻しでストレスを与えないようにご注意ください。
サマーミスト
- 葉が赤茶けているのですが大丈夫?
- 2つ原因が考えられます。1つは急な低温に当たり赤茶けてしまうこと。もう1つは肥料不足です。
サフィニアなどに比べると肥料をあげる頻度を少し控え目にする必要はありますが、元肥を施し、追肥をきちんと定期的にあげることは欠かせない日常管理です。
いずれの場合も、しばらくすると再び元気になってきますので、養生してみてください。
- 葉は茂っているのになかなか花が咲きません。
- 非常に生育旺盛なため、栄養生長が止まらずに生殖生長になかなか移行しないという点がまず考えられます。
追肥の回数や希釈濃度を控え目にし、大きくなった株の枝先を刈り込むといったことも控えましょう。
また、非常に蒸散の速い植物ですので、水やりの回数は他の花よりも多めにして、水切れを起こさないよう注意してください。いったん生育途中で水切れを起こすと、株自体は復活しても、その後の花上がりに悪い影響を与えます。
最後に、ホコリダニといったハダニの一種によることが原因で花上がりが悪くなることがあります。但し肉眼ではほとんど見えませんので、水やりを行うときに、株元だけでなく、時々は株全体にかけてあげるなどして、防除に努めてください。乾燥下で発生します。
- 萎れてしまいましたが、大丈夫ですか?
- しっかりと水をかければ回復します。ただし、ぬらしたり、乾かしたりを繰り返すことはよくありません。
また、一度水切れを起こすと後の花上がりに大きな影響を与えますのでご注意ください。
- 秋でも楽しめますか?
- サマーミストの名前とは少しギャップを感じられるかもしれませんが、秋まで長くお楽しみいただける花です。
気温が15℃~20℃くらいでも十分に花が楽しめますので、夏が終わっても管理を引き続きしてください。
但し、夏に株がかなり生長して草姿が多少乱れていても、大胆な切り戻しはおすすめしません。生殖生長になかなか移行せず、その後の花上がりが遅れてしまいます。
テラス ライム
- 屋外のプランターに植え付けたら、葉が赤茶けてしまいました。
- 夜温が低いときなど低温に当たると、緑の葉が赤くすすけたようになりますが、よほどの低温でない限り、枯れ上がってしまうことはありません。そのまま日当たりのよい屋外で育てていただいて構いません。
植え付け後しばらくして鉢から枝がはみ出るくらいになったら、一度軽い摘芯(ピンチ)を行ってください。6月以降、気温が上がってくると葉を繁らせて、驚くほどどんどん大きく生長します。このころには、日の光を浴びて涼感あふれる鮮やかな緑が広がっていることと思います。この間、肥料を欠かさずに与えてください。
葉の黄化は明らかに肥料不足です。また、株元などで黄色くなった古い葉がある場合、取り除いてください。
- 秋にイモが出来ていました。食べられますか?来年も楽しめますか?
- テラス ライムはヒルガオ科イポメア属でサツマイモの仲間です。
出来たイモは食べられなくはありませんが、決しておいしいものではありませんし、害虫予防に施した薬剤などが残っている場合もあり、おすすめできません。
また、秋に霜が降りたりして枯れあがる前にイモを掘り起こし、新聞紙などにくるんで冷暗所に保存しておき、春に植え付けると新芽を出す場合があります。但し、ジャガイモのように、タネイモを輪切りにして植え付けてもダメで、芽(茎)を上にしてイモ全体を植え付けます。
この場合でも、既に1年が経ってウィルスなどに感染していることもありますので、必ずしもうまく行くとは言えません。新しく新鮮な苗で楽しまれることをおすすめします。
- 日当たりの良い場所で管理していますが、葉が黄色く枝の勢いもないです。
- 葉の黄化は基本的に肥料切れです。
そのため必然的に枝にも勢いが無くなり元気も無くなります。苗の植え込み時には元肥を、その後は追肥を定期的に欠かさず与えるようにしてください。
サンパラソル
- 「純白の花」が最初はほんのりとピンク色を帯びているのですが?
- 夏前や秋口など、気温が十分に上り切らないときに、蕾や花が薄くピンク色を帯びることがあります。
温度によって花色を構成する色素の出る割合やスピードが変化するためです。気温の上昇とともに純白の花を咲かせますので、ご了承ください。
- 大きくなるツル性植物のようですが、ベランダでも楽しめますか?
- 壁面にトレリスやラティスを立て、そこにグングン伸びるつるを縦横に誘引しながらボリューム感を出していく、という具合にするとベランダでも十分に楽しめます。
亜熱帯性の植物なので、多少の暑さにも耐えます。
アブラムシなどを予防するために、植え付け時とその後、定期的に適正な園芸薬剤を施してください。
- 立派に育ちましたが越冬は無理なのでしょうか?
- サンパラソルは亜熱帯性の木質のつる性植物で、寒さには強くありません。
根を凍らすことが致命的なダメージとなりますので、最低気温が氷点下になる地域では屋外での越冬は困難です。
しかしながら、管理方法によっては冬越しが可能ですので、サンパラソルシリーズの育て方ページを参考の上、挑戦してみてください。
無事に冬越しすれば、木質化も進んでより大きく丈夫に生長し、前年に増して花が咲き乱れ見事なものになります。