マックスマムの育て方
基本的な情報
キク科アルギランセマム属間ハイブリッド
植え付け株数目安 | 丸鉢プランター:1株/24~36cm 横長プランター:2株/65cm 花壇:3~4株/1㎡ |
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置き場所 | 半日以上、直射日光の当たる屋外。日光を好む。 |
水やり | 土の表面が乾いたら、鉢底から流れ出るまでたっぷりと |
肥料 | 置肥、液肥を適宜 |
摘芯 | 不要 |
切り戻し | 必要 |
夏越し | 可能 |
冬越し | 可能(関東以西の温暖地域) |
苗の植え付け
- 植え付け株数目安を参考にプランターと土を用意して植え付けましょう。
- 草花用培養土などの新しい土を使用しましょう。
- マックスマムは特に生育旺盛のため、8号以上で土がたっぷり入る深めの鉢がおすすめです。
植え付けの例
マックスマムの植え付け
肥料(追肥)
- 植え付け時に土に含まれていた肥料は、徐々に効き目がなくなっていきます。花をたくさん咲かせるために、追肥として肥料を定期的に与えます。草花用の肥料をご用意ください。
【追肥の仕方】
- 植え付けの約2週間後から定期的に「置肥」をしましょう。(1ヶ月に1回が目安。)1ヶ月ほど経つと、置肥のかたまりが土にまだ残っていても効果はなくなっています。
- 「液肥」を併用すると開花のパフォーマンスが高まります。液肥は植え付けの約2~3週間後から使用すると良いでしょう。
お手持ちの肥料に記載されている肥料の使用方法、濃度、頻度を参考にしてください。
元肥が含まれていない土の場合は、植え付け時に土に元肥を混ぜ込んでおきましょう。
置肥の仕方
マックスマムの施肥の例
3月中旬に直径24cm~30cmの鉢(プランター)に植えた場合。
8月 暑くなると植物もお休みするので必要ありません。
9月 9月は中旬以降、涼しくなってから与えましょう。
翌年3月 液肥は3月下旬ごろから夜温が15℃以上あれば与えてもOKです。
肥料で成長に差が出ます
肥料が不十分
肥料が適量
花苗を植えてから約2週間後、最初の追肥のポイント
花がら摘み
- 咲き終わった花はマメに摘み取りましょう。花びらだけではなく、花茎ごと切り取ります。
- 花をたくさん咲かせ続けるには肥料が大切です。引き続き追肥も忘れずに。
花がらを摘むときのポイント
満開を過ぎて花が少なくなってきたら
- 枝先にしか花がつかず株元の花が少なくなったり、全体的に花数が減ってきたら、株に緑の葉が残っているうちに切り戻しを行いましょう。思い切って上から1/3くらいを目安にばっさりと切りましょう。切り戻しをすれば、また満開の花を楽しめます。
- 夏前に二度目の満開を楽しみたい場合は、5月中旬までに切り戻すのがお勧めですが、植える時期によっても状態が違います。その時期に特に花数が少なくなっていないのであれば、6月中旬~7月上旬の暑くなる前に一度、夏越しのために切り戻しましょう。
切り戻しのポイント
夏越し
午前中に日の当たる風通しの良い涼しい場所で管理しましょう。
マックスマムは丈夫なので、終日直射日光が当たっても夏越しは可能ですが、夏の暑さと蒸れには弱いので、できれば午前中に日光が当たる、風通しの良い涼しい場所に置くようにしてください。午後の直射日光は避けるようにすると、より一層元気に夏を過ごせます。
冬越し
- 関東以西の温暖地域では冬越し可能です。冬越しができれば翌年もさらに大きく綺麗に花を咲かせることができます。
- 本格的な寒さの前に(11月中下旬ごろを目安)、上から1/3くらいを切り戻します。草姿をコンパクトにすることにより、寒さや風などのダメージを最小限に抑えるために行います。
- マックスマムは強い霜や雪に当たると枯れてしまいます。-3℃くらいまでは耐えられますが、軒下など霜や雪を避けられる場所に置いてください。晴れた日は昼間に日光に当てるようにしましょう。
- 暖かくなって株が成長し始めたら、植え替えを行いましょう。ひとまわり大きな鉢に植え替えると更に大きく育ちます。
その他
- アブラムシやハダニ、アザミウマなどの害虫が付くことがありますので、発見した場合は速やかに市販の薬剤を散布してください。
- 梅雨時期は、灰色カビ病が発生する場合がありますので、なるべく風通しの良い場所で管理しましょう。
マックスマムのよくある質問
- マックスマムの花がくっついて咲いてしまいました。これは病気でしょうか?対処法はありますか?
- 帯化(たいか、通称“オニ花”)という症状です。二つ以上の花が合体した状態です。主な原因と対策は下記です。
- 肥培管理が行き届き、栄養状態が良いときに見られます。
マックスマムは肥料を好む植物ですが、肥料を過剰に摂取すると、花が帯化することがあります。病気や突然変異ではありませんので、ご安心ください。気になるようでしたら、花茎ごと摘んでください。 - 帯化した花が異常に多い場合は、ダニやスリップスなどの害虫が花芽の中に入り込み、花芽形成が阻害されている可能性があります。
花の中で何かうごめいていたり、蕾の周囲が埃っぽくなっているようでしたら、薬剤を散布して害虫駆除を行ってください。
- 肥培管理が行き届き、栄養状態が良いときに見られます。