ごはんとおつまみレシピ
発酵させた小麦粉生地を蒸したものを「饅頭(マントウ)」といいます。日本では「中華まん」と呼ばれていますが、本場中国では、中に具が入っているものを「包子(パオズ)」、何も入っていないものを「饅頭」と呼んで区別しているそう。今回は、ふっくら蒸しあげた饅頭に豚の角煮と旬の菜の花を一緒に挟み、サンドイッチ風にアレンジしました。
角煮はオレンジジュースで煮ることで、春らしい爽やかな味と香りに。隠し味のはちみつが、まろやかな甘みと照りをプラスしてくれます。
おうちでつくるのは難しそうに感じる饅頭も、実は簡単!材料を混ぜて1時間生地を寝かせ、フライパンで10分蒸せばできあがりです。ころんとした見た目がかわいらしく、お弁当にもおすすめですよ!
材料(2人分)
手順1 切る
豚バラ塊肉に隠し包丁を入れたら1.5cm幅に切り、塩をすり込む。長ねぎはぶつ切りし、生姜は皮をむいて薄切りする(長ねぎの青い部分と生姜の皮は捨てずにとっておく)。菜の花は塩茹でしたら水にとり、水気を絞って6cm幅に切る。
隠し包丁でおいしく、きれいに
豚バラ塊肉の脂身に格子状に切り込みを入れ、棒状に切り分けてから断面の脂身と赤身の境目にも切り込みを入れます。味が染み込みやすくなるだけでなく、縮み防止にもなりますよ。
手順2 茹でる
フライパンを弱火にかけ、豚バラ肉の表面を焼く。長ねぎの青い部分、生姜の皮を加え、水をかぶる位まで注いだら中火にかけ、煮立ったらアクをとりながら弱めの中火で5分茹で、ザルにあげる。
手順3 煮る
鍋をきれいにしたら豚肉を戻し、長ねぎの白い部分、生姜、酒、醤油、はちみつ、豆板醤、こしょう、オレンジジュースを加えて中火にかけ、煮立ったら弱火で煮汁にとろみがつくまで煮詰める。
手順4 こねる
ボウルに薄力粉、ドライイースト、はちみつ、塩を入れて混ぜたら水、サラダ油を加える。表面がなめらかになり、全体がまとまってくるまでこねる。
はちみつでしっとり
はちみつを少量加えることで、生地がしっとりと仕上がります。ほんのり甘みが加わって、角煮の味わいともマッチ。
手順5 発酵させる
生地をまとめ、濡らして絞ったキッチンペーパー、ラップをふんわりとかぶせて常温に1時間置く。
手順6 成形する
まな板に打ち粉(薄力粉、適量)をし、生地を4等分して丸める。
手順7 蒸す
フライパンに水(大さじ6)を入れてクッキングシートを敷いたら生地を並べ、蓋をして中火にかける。蒸気があがってきたら弱めの中火で10分蒸す。
手順8 挟む
水に濡らした包丁で饅頭に切り込みを入れ、長ねぎの白い部分、豚角煮、菜の花を挟む。
完成
最初に生地だけ作って寝かせておけば、他のおかずを作っている間に発酵完了!時間がムダなく使えますよ。