ごはんとおつまみレシピ
鯛と生のわかめ、春が旬の2つの味を蒸し合わせます。
上品な香味とうまみが溶け込んだ蒸し汁も、極上の味に!
2019年04月26日
鯛と言えば昆布。和食では黄金の組み合わせですが、フレッシュな生のわかめが手に入る春なら、わかめを合わせてみませんか。鯛の切り身をわかめで包むようにして鍋に入れ、酒を加えて蒸し上げます。鯛にわかめの風味が、わかめには鯛のうまみが移って、春らしいハーモニーを奏でる1品に。蒸している間はキッチンも磯の香りで包まれて、まるで春の海にいるような気分になります。うまみの強い食材同士の組み合わせなので、何もつけなくても充分においしくいただけますが、ねぎ醤油ダレを添えればまた少し趣が変わり、食べ飽きません。鯛のほかに、鰆や金目鯛などにも応用できるので、身近な魚でいろいろ愉しんでみてはいかがでしょうか。ぜひ、蒸し汁も一緒に召し上がってください。
材料(2人分)
手順1 下準備
鯛の切り身に塩をふって30分ほどおき、出てきた水気を拭く。
手順2 切る
わかめは食べやすい大きさにざく切りにする。生姜はせん切りに、長ねぎは粗みじん切りにする。
わかめはざく切りにする程度に
生のわかめは、大きめにざく切りにすることで、シャキッとした食感でおいしさがいっそう引き立ちます。
手順3 蒸す(1)
厚手の鍋にわかめの半量を入れ、鯛をのせる。生姜を散らして酒と水をふりかける。
手順4 蒸す(2)
残りのわかめをかぶせ、蓋をして中火で熱する。
手順5 蒸す(3)
煮立ったら弱火にして5分熱し、火を止める。そのまま3分ほど置いて余熱で火を通す。
余熱で仕上げます
火を入れすぎると鯛の身が硬くなるので、ひと息手前で火を止めます。余熱で仕上げることで、ふっくらとした食感に仕上がります。
手順6 タレを作る
小鍋に中火でごま油を熱し、長ねぎを炒めて香りを出したら、タレの残りの調味料を加え、ひと煮立ちさせて火を止める。
手順7 仕上げる
盛る器にわかめを敷き、鯛をその上にのせて盛り付け、蒸し汁もかけ、ねぎ醤油ダレを添える。
完成
鯛もわかめも、両方が主役の一品。鯛はもちろん、わかめも一緒にたっぷりと味わって。もちろん蒸し汁もお忘れなく!