サンジョヴェーゼ
Sangiovese
多様な味わいを生むイタリアを代表する黒ぶどう
ワインスクエアTOP>ワインの基礎知識>赤ワイン用のぶどう品種>サンジョヴェーゼ
栽培面積世界13位(※2010年O.I.V.データ)のぶどうですが、ほとんどがイタリアで栽培されています。イタリアにおいては圧倒的な栽培面積1位のぶどうです。
同じイタリア国内で、多くの呼び名を持つぶどうです。代表的なものとしては、ブルネッロ、プルニョーロ・ジェンティーレ、モレッリーノ、サンジョヴェートなどがあります。
突然変異しやすいぶどうで、多くのクローンを持ちます。クローンは大きく分けて「サンジョヴェーゼ・グロッソ」の系統と、「サンジョヴェーゼ・ピッコロ」の系統に分かれます。 全部で88ものクローンがあると言われています。
クローンの数が多く、産地も多岐にわたるので、多種多様な味わいを生み、明確な特徴を一言では言い表しにくいのが現状です。比較的、しっかりとした酸味を持つ事が多いようです。
イタリアのトスカーナ地方原産です。15世紀からの記録が残る古いぶどうで、昔から中部イタリアを中心に栽培されていたと考えられています。名前の由来はローマ神話の主神である「ジュピター(ジョヴィ)の血(サングイ)」と言われています。
イタリア中部が原産地であり、主要産地でもあります。最も代表的な生産地はトスカーナ州で、ここでは、キャンティやキャンティ・クラッシコ、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノなどの名高いワインが生産されています。トスカーナ州周辺の州(エミリア・ロアーニャ州やウンブリア州、マルケ州など)でも広く栽培されています。 イタリア以外では、イタリアの影響の大きいフランスのコルシカ島や、イタリア系移民の多いアメリカとアルゼンチンで、比較的まとまった量のサンジョヴェーゼが生産されています。
イタリアの多くの産地では伝統的にサンジョヴェーゼ100%だけではなく、地元の土着品種やカベルネ・ソーヴィニヨンやメルロなどをある程度ブレンドする事も行われています。
現地では牛肉や猪肉などと飲まれますが、食材というよりも、やはりイタリア料理と良い相性を見せます。軽めのものはトマトソースのパスタやピザなども◎。
・イタリア料理と。適度な酸が食欲を刺激してくれる、とてもフードフレンドリーなぶどう品種です。
タヴェルネッロオルガニコ サンジョヴェーゼ
レオナルドキャンティ リゼルヴァ
タヴェルネッロロッソ イタリア