アルバリーニョ
Albariño
華やかな香りと塩味を持つ海のぶどう
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スペインのガリシア地方とポルトガルのミーニョ地方を中心に5,000ha強の栽培面積があります。それ程広く栽培されているぶどうではありません。
かなり産地の限定されたぶどうです。そのエリアでは「アルバリーニョ」で統一されています。
中程度から小さめの粒と、小さな房が特徴です。比較的厚めの皮を持つ事で、ガリシア地方のような雨の多いエリアでも病気になりにくいとされています。
ジューシーな桃を連想させる、たっぷりとした熟したリッチな果実味と、華やかな香りが特徴です。リッチな果実から想像するよりも、遥かに鋭くて量の多い、キレのある酸味と、海の塩を連想させる味わいがあって、魚介類との相性を良くしています。
イベリア半島の北西部が原産地とされています。現在も主産地となっている、スペインの北西部ガリシア地方もしくは、ポルトガルの北西部ミーニョ地方のどちらかで産まれたぶどう品種です。
イベリア半島の北西部にほぼ限定された、このエリアの地ぶどうです。最も有名な産地はスペイン・ガリシア地方のリアス・バイシャス。リアス式海岸の名前の元となった複雑な海岸線のすぐ近くで栽培されている「海のぶどう」です。ポルトガル北部のミーニョ地方ではヴィーニョ・ヴェルデの中でも最高のワインたちがこのぶどう100%から生産されています。このエリアではその他のぶどうとブレンドする事も一般的です。
このぶどうの栽培されているエリアはイベリア半島では例外的に雨の多いエリアで、日本平均と同じくらい雨が降ります。ですので、このエリアのぶどう栽培は日本と同じく、棚栽培です。
海のワインらしく、魚介全般に広く合いますが、特にエビやカニ、イカ、タコなどと素晴らしい相性を見せます。
・魚介類を楽しみたいとき
ビオンタアルバリーニョ