ブリー ド モー
第24回 2016年12月
チーズの味わい
パリ近郊のイル・ド・フランス地方で生産される、白カビチーズを代表する銘品です。1815年のウィーン会議のチーズ品評会で1位となり、「チーズの王様」とも言われます。
お値段的にはカジュアルとは言えないかも知れませんが、年末年始のこの時期、いつもより少し良いものをお愉しみになるのも良いかと思います。
味わいは繊細で上品。香りにもクセがなく、ミルクの甘い味わいがまろやかに口の中に広がります。
熟成に伴って、最初は硬かった中身部分がだんだんと柔らかくとろけるようになってきますが、好みの熟成時期で愉しめるのもこのチーズの魅力です。