8/22(日)
18:00開演(17:20開場)大ホール
ヴァイオリン:
小形 響/小川響子/木ノ村茉衣/
高宮城 凌/戸澤采紀/戸原 直/
東 亮汰/宮川奈々/山縣郁音
サントリーホール・メンバーズ・クラブ先行発売: | 5月11日(火)11:00〜17日(月) |
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一般発売: | 5月18日(火)11:00〜 |
※先行期間中は窓口での販売はございません。
※5月17日(月)は休館日のため、電話での販売は休止、WEBのみでお買い求めいただけます。
※学生券はサントリーホールチケットセンター(WEB・電話・窓口)のみ取り扱い。25歳以下、来場時に学生証提示要。お一人様1枚限り。
サマーフェスティバル全公演セット券 20,000円
5月11日(火)11:00~ 一般発売開始 チケット取り扱い: サントリーホールチケットセンター(電話・窓口)のみ
※限定50セット
※大ホールS席/ブルーローズ(小ホール)前方中央寄りの良席。
※1回のお申込みにつき1セットまで。
8/23(月)
19:00開演(18:20開場)ブルーローズ(小ホール)
サントリーホール・メンバーズ・クラブ先行発売: | 5月11日(火)11:00〜17日(月) |
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一般発売: | 5月18日(火)11:00〜 |
※先行期間中は窓口での販売はございません。
※5月17日(月)は休館日のため、電話での販売は休止、WEBのみでお買い求めいただけます。
※学生券はサントリーホールチケットセンター(WEB・電話・窓口)のみ取り扱い。25歳以下、来場時に学生証提示要。お一人様1枚限り。
サマーフェスティバル全公演セット券 20,000円
5月11日(火)11:00~ 一般発売開始 チケット取り扱い: サントリーホールチケットセンター(電話・窓口)のみ
※限定50セット
※大ホールS席/ブルーローズ(小ホール)前方中央寄りの良席。
※1回のお申込みにつき1セットまで。
8/24(火)
19:00開演(18:20開場)大ホール
サントリーホール・メンバーズ・クラブ先行発売: | 5月11日(火)11:00〜17日(月) |
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一般発売: | 5月18日(火)11:00〜 |
※先行期間中は窓口での販売はございません。
※5月17日(月)は休館日のため、電話での販売は休止、WEBのみでお買い求めいただけます。
※学生券はサントリーホールチケットセンター(WEB・電話・窓口)のみ取り扱い。25歳以下、来場時に学生証提示要。お一人様1枚限り。
サマーフェスティバル全公演セット券 20,000円
5月11日(火)11:00~ 一般発売開始 チケット取り扱い: サントリーホールチケットセンター(電話・窓口)のみ
※限定50セット
※大ホールS席/ブルーローズ(小ホール)前方中央寄りの良席。
※1回のお申込みにつき1セットまで。
※下線つきの氏名をクリックすると、
プロフィールがご覧いただけます。
※下線つきの氏名・団体名をクリックすると、
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コロナ禍により従来の活動ができなくなってしまったEICのメンバーたち。
激しく環境が変化する中、音楽、時間、空間についてあらためて見つめなおし、「レゾナンス(共鳴)」という4本のシリーズ動画を制作。
こちらではシリーズ最終回となるエピソード4を全編ご覧いただけます(日本語字幕付き)。
『レゾナンス』について
この数か月は、未知の時代と呼べるだろう。私たちの日常を支えていたすべてが根底から揺るがされてしまった。私たちと時間との関係、空間との関係、移動との関係、集団(アンサンブル)という存在との関係もそうだ。ここに四つのエピソードからなる新たな音楽シリーズ『レゾナンス(反響、共鳴)』を紹介するのは、この実験的な音楽が四つのテーマを巡って「共鳴する」ことを願ってのことだ。四つのエピソードのテーマは、動き、時間、沈黙、そして、存在し行動するための新たな流儀を再創造すること。最後のエピソード4では新たな演奏手法が見出だされるが、それはフランチェスコ・フィリデイ、マティアス・ピンチャー、ハインツ・ホリガー、ジェイコブ・ドルックマン、馬場法子、ヤン・ロバン、ジョン・ケージら今日の作曲家たちが、いずれ劣らぬ驚異的な作品とともに生み出したものでもある。音楽が再び見出だされることによって、私たちの知覚は広がり、私たちの想像の世界が再び創造されていくのだ。 (2020年6月)
(アンサンブル・アンテルコンタンポラン)
ソルフェージュ、という言葉がある。日本では、単に「譜読みが速い」といった能力を指すことが多いけれども、フランス語におけるこの語の示す領域は、はるかに広い。しかるべきタイミングとバランスで音を鳴らすこと、その行為すべてがソルフェージュの管轄下において行われる。空間の中にどのような強度の音を配置するのか、その無限の可能性の中から「正しいひとつ」を選ぶためにこそ、ソルフェージュ能力はあるのだ。
では、この能力を高度に身につけた音楽家たちの集団による演奏は、どのようなものになるのか。幸いにして、答えを知るのは実に簡単だ。31人の奏者からなる精鋭集団アンサンブル・アンテルコンタンポラン(以下、EIC)の、既に40年を越える歴史を見ればすぐ分かる。
鋭利だけれどもまろやか。
この一言に尽きる。彼らの演奏では、複雑に縒り合された音の塊が、しかしひとつひとつの粒を美しくきらめかせながら、空間の中に溶けこんでゆく。この上なく正確で鋭利というほかないのに、少しもギスギスした感じを与えない。いや、それどころか、むしろ「まろやか」という印象さえ受けるのだ。こんな団体はほかにないだろう。
さらに彼らの場合、ブーレーズという稀有な音楽家のDNAが埋め込まれていることもあってか、常にプログラミングが周到であるのにも驚いてしまう。まるで、これもソルフェージュ能力の一部であると主張するかのようにして…。
細川俊夫のオペラ『二人静』、グリゼイの記念碑的な『時の渦』、亡き父ブーレーズの『メモリアル』、そしてポリリズムが乱舞するリゲティの『ピアノ協奏曲』。その曲目をたどってゆくだけで、戦後の音楽史のめくるめくような一断面が鮮やかに浮かび上がるではないか。もちろん、坂田直樹作品や、現在の音楽監督であるピンチャーの作品など、「いま」の音楽界への目配りも忘れていない。
我々のとるべき行動はひとつ。ホールに駆けつけることだ。
オペラ『二人静』−海から来た少女−
細川俊夫作曲、平田オリザ原作
私は日本の伝統芸能の能に、強い興味を持っている。能は人間の魂の深い悲しみを、歌い、語り、舞うことで浄化するための演劇である。能の多くの物語は、過去に亡くなった人の亡霊が、もう一度あの世からこの世へやってきて、生者の身体にのりうつり、生者の身体を借りて、自身の深い悲しみを語り始める。
私はすでにいくつかのオペラで、能を原作とし、それを現代の物語に作り替えたオペラを創ってきた。(班女、松風、海・静かな海等)今回の『二人静』もまた能の『二人静』を基礎にしており、それを平田オリザが現代の新しい物語に作り替えたものを台本とした。平田オリザの原作は、地中海の海辺に流れ着いた難民の少女に、能『二人静』の主人公静御前が取憑く。静御前は、12世紀に生きた権力者の恋人の美しいダンサーで、生まれたばかりの息子を恋人の敵対する兄に殺される。難民の少女が体験した現代の悲劇と、約900年前の女性の悲劇が重なって、二人の声は一つのものになっていく。
この短いオペラは、2014年に作曲したモノドラマ『大鴉』と姉妹関係をなす作品として作曲された。 アンサンブル・アンテルコンタンポランの委嘱作品。初演者のソプラノ、Kerstin Avemoと能役者青木涼子に捧げる。
あらすじ
難民となった少女(ヘレン)は幼い弟を失い、地中海の海辺に流れ着く。茫然自失のヘレンに、12世紀の日本に生きた舞手(静)が取憑く。かつて力ある武将の恋人であった舞手は、彼の子を身ごもっていた。しかし時の権力者(武将の兄)の命によって、武将は叛逆者として討伐され、舞手の息子もまた生まれたばかりで砂に埋められてしまった。抗い難い暴力の犠牲となった2人の女性の悲劇は、時間と場所を超えて重なり合い、やがて2人の声は1つのものになっていく。
アンサンブル・アンテルコンタンポランの委嘱による細川俊夫作曲
オペラ:『二人静』~海から来た少女~(原作:平田オリザ)は、2017年12月、マティアス・ピンチャーの指揮によってパリのシテ・ド・ラ・ミュジックで初演されました(演奏会形式)。
初演はもちろん世界中で再演がかかる際にも出演している能声楽:青木涼子と細川俊夫自身が、このオペラの魅力について語ります。
1976年に設立されたアンサンブル・アンテルコンタンポラン(EIC)は、こうした「20世紀アンサンブル作品」に関わる諸問題を一気に解決する、強力な常設団体として誕生した。
人数は総勢31人。8人の弦楽器を中心にして、木管と金管を2本ずつ揃え、さらには鍵盤楽器、打楽器、ハープが入っているから、まずほとんどのアンサンブル作品はこの編成でカバーできる(声楽だけはゲストが必要だけれども)。しかもきちんとした「固定給」が支払われる現代音楽専門の「常設団体」であるから、つねに高水準の演奏を提供することが可能だ。こうして伝説は始まった。
水戸芸術館
2021年8月27日(金)19:00開演
アンサンブル・アンテルコンタンポラン演奏会
神奈川県立音楽堂
2021年8月29日(日)15:00開演
音楽堂ヘリテージ・コンサート アンサンブル・アンテルコンタンポラン